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出世と恋愛 近代文学で読む男と女 講談社現代新書2709
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2023/06/22 |
JAN | 9784065293577 |
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出世と恋愛
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商品レビュー
4.3
12件のお客様レビュー
斎藤美奈子さんの本は本当に面白い。 ボーッと、バラバラっとあったものが、「そうかー!そうだったのかー!」と関連づけられ(系譜となり)、目を開かされる感じがいつもする。堅苦しくなく、わかりやすく書かれているのもうれしい。
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これだけあらすじを明かされても読みたくなってしまうのは、古典の力なのか、斎藤美奈子の腕なのか。 両方かな。
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斉藤美奈子に外れなし! ほとんど読んだことがない遠い遠い近代文学なのに(恥ずかしながら取り上げられた本で読んでいたのは2冊だけ…)斉藤美奈子さんの手にかかれば、ものすごく身近に感じられる。 すぐにも読みたい、読み直したい! 斉藤美奈子の男性作家への一刀両断ぶりが面白くて何度も笑っ...
斉藤美奈子に外れなし! ほとんど読んだことがない遠い遠い近代文学なのに(恥ずかしながら取り上げられた本で読んでいたのは2冊だけ…)斉藤美奈子さんの手にかかれば、ものすごく身近に感じられる。 すぐにも読みたい、読み直したい! 斉藤美奈子の男性作家への一刀両断ぶりが面白くて何度も笑った。「浮雲」も「近代文学の祖といあわりに、意外とチンケな物語である」このセリフがいきなり序章にある(笑) 一番読んでみたいと思ったのは、菊池寛「真珠夫人」 こんなに痛快な小説だったとは知らなかった。特に前半の瑠璃子の活躍ぶりはものすごいね。「真珠夫人」を語る斉藤さんの筆も冴えてます。切れ味抜群でノリに乗ってる。こんな紹介のされ方をしたら、読みたくなるよね。 宮本百合子「伸子」の台詞に対しても 「〈関さん、あんた方の運動が人間から貧乏をなくするように、こう云う苦しみ(恋愛の苦しみ)をもなくするのでなかったら、結局何になるんでしょう〉〈それごマルキシズムの理性なんですか。あんた方が口癖にしていらっしゃる正しい認識と云うのはそれなんですか〉 世界中の「主義者」に聞かせてやりたい台詞である」 斉藤美奈子さんのユーモア精神は、知性を使った遊び方の見本のようだ。斉藤さんの本で未読のものを読もうと思う。読まないのは勿体無い!
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