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能力はどのように遺伝するのか 「生まれつき」と「努力」のあいだ ブルーバックス
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2023/06/22 |
| JAN | 9784065324059 |

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能力はどのように遺伝するのか
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商品レビュー
3.3
29件のお客様レビュー
わが国の行動遺伝学の第一人者による、遺伝と能力にまつわるお話。 行動遺伝学とは、行動における個人差について、遺伝的要因と環境的要因がどの程度影響を与えているのかを解明する研究分野のことです。 特に能力の遺伝については、優生学との関係や知能の優劣の判定の可能性などからタブー視されて...
わが国の行動遺伝学の第一人者による、遺伝と能力にまつわるお話。 行動遺伝学とは、行動における個人差について、遺伝的要因と環境的要因がどの程度影響を与えているのかを解明する研究分野のことです。 特に能力の遺伝については、優生学との関係や知能の優劣の判定の可能性などからタブー視されている面もありますが、現実の世界や人生を知る上で避けて通れないテーマだと思います。 本書には、「心はすべて遺伝的である」、「才能は生まれつきか努力か、という問い」、「行動遺伝学の10大発見」など興味をそそられるテーマが多いです。 人の能力、才能、学習に関して言うと、遺伝はそのいずれにも影響を及ぼします。 様々な能力(知識、記憶)と非能力(「生まれつき」や非認知能力と言われるもの)は、学習したり適応したりして高められていくものですが、やはりいずれも遺伝の影響からは逃れられない、ということのようです。 このあたりは橘玲さんの著書でもよく言及されるところですが、本書においては、著者は極めて学術的に、しかし慎重かつ婉曲的に表現と説明を試みています。 あくまでも「行動遺伝学」であり、優生学的な捉え方をされないよう配慮も必要なのでしょう。 また、行動遺伝学の知見によれば、知能の遺伝率は発達とともに増加し、自らの遺伝的な特徴が成長とともに顕在化するようです。 このことについて、著者は次のように説明します。 すなわち、「学習の臓器」とも言われる脳は、環境による刺激を受動的に処理しているのではなく、むしろ自らの遺伝的資質に従って能動的に学習を進め、あたかも遺伝的な「自分」になるよう行動しているのではないかと。 そうすると、やはり遺伝の力は人間の意志を超越したところで影響を及ぼしている、と考えざるを得ないのでしょうね。いや、むしろその意志に影響を及ぼしているのか。 人間の能力について、「遺伝か環境か」というのはずっとずっと大きなテーマです。 遺伝の要素について排除する、あるいは目を瞑るということは、反優生学的な立場からは是かもしれませんが、学術的には正しくないでしょうし、そのことはかえって「能力がないのは努力が足りないせいだ」という、遺伝の影響を全く無視した自己責任論にもつながってしまいます。 メリトクラシー的な世界からは不都合に見える遺伝の存在について、我々は理解し受け入れつつ、自分の人生を、その能力が発揮できる場で生きていくことが一番幸せなのかもしれません。
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内容的に難しいところもあり、飛ばし飛ばしで読んでしまうところがいくつかありました。ただ、自身のこれまでの人生を振り返ったりスマホがある現代は他者の生活や様々な情報が飛び交っている。そんな中で遺伝って関係ないのかな?とかメンタリティのようなものは遺伝の影響はないのか?などと気になる...
内容的に難しいところもあり、飛ばし飛ばしで読んでしまうところがいくつかありました。ただ、自身のこれまでの人生を振り返ったりスマホがある現代は他者の生活や様々な情報が飛び交っている。そんな中で遺伝って関係ないのかな?とかメンタリティのようなものは遺伝の影響はないのか?などと気になることもある。 とまあ、なんか上手く文章を書けていないが自分の性格や能力について遺伝がどのくらい関与しているのか?そもそも影響はあるのか?などを実験データを用いながら説明してくれました。 知能なども遺伝の影響であるとか努力でなんとかなるなど述べられるが、どちらか一方の論理に集約することはなく様々な要因が複雑に絡み合って得られる結果である。そのため、本書をきっかけに能力への遺伝の影響度合いなどを知ることで極端な理解をしないこと・無知であるから不安になることがある・知識があるから解決策を提示できるということを知ってほしいです。
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学術的に正しい表現で書かれているためか、どうしても難しい印象は受けてしまうが、それでも面白さの一部は感じ取ることができた。少なくとも遺伝か環境か、というような二項対立で語れるような、そんな分かりやすいものではないということはわかった。多様性の時代などと近年言われるが、そもそも生物...
学術的に正しい表現で書かれているためか、どうしても難しい印象は受けてしまうが、それでも面白さの一部は感じ取ることができた。少なくとも遺伝か環境か、というような二項対立で語れるような、そんな分かりやすいものではないということはわかった。多様性の時代などと近年言われるが、そもそも生物、遺伝子とは気が遠くなるほどの多様性のかたまりなのであろう。単なるタンパク質の集まりがこれほど多様な生物を生み出すのだから、本当に不思議だ。
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