美しい老い方

枡野俊明(著者)

• 販売会社／発売会社: 廣済堂出版
• 発売年月日: 2023/06/21
• JAN: 9784331523957

商品レビュー

2025/07/24

大変感動しました。
帯にある(私たちはけっして死に向かって歩いているのではありません。生きている限り今というこの時間と世界が全てなのです)そのものが心を傾ける言葉でした。
中でも歳を重ねて出来なくなることが多くなるが(できることは必ず残されている、そのできることを大切にして欲しい、面倒だからと諦めないで欲しい)(あなた自身が努力してきたことを精一杯褒めてあげてください)著者の静かな文章に心が洗われました。

2025/06/11

あっという間に読み終えました。体のあちらこちらに不調を感じる年齢になり、図書館で目につく本も、「老い」とか「老年」とかのタイトルが気になるようになりました。老い支度のために、本を読むこともいいことかと思っています。「禅」の考え方に出会い、簡素に、焦らず、あきらめず、楽しく人生を送ることの大事さに気づかされました。もう少し、「禅」について、知りたいです。良い本に出会えたことに感謝です。

2024/07/10

もし、老いを感じて、寂しさや不安、辛さを感じたなら、それは、人生を見つめ直す絶好のタイミングかも?
老いは、「できなくなったこと」「失うものが多くなること」ではありません。誰にでもやってくる老いは、それぞれの人生そのもの。「できること」「手に入れたもの」を見つけられるかどうか。老いてから「誰にも迷惑をかけたくない」と思う人がいるが、老いとは関係なく、誰のどんな人生においても、人に迷惑をかけずに生きることはできません。迷惑をかけるかどうかではなく、感謝できる心が、あるかどうか、誠実になれる素直さが、あるかどうか、ということ。美しい老い方とは、美しい生き方と同じこと‼️人生100年の時代。老年期がいちばん長い人生で今から、自分にいちばん合った美しい生き方を、謳歌していきしょう。【内容】
第１章　老いてこその楽しみ
・所作に現れる美しさ
・生活に少しだけ「不便」を作る
・お気に入りに囲まれて暮らす
・諦めることを知り、新しい自分と出会う
・「最終学歴」を作る
・新しい出会いを得て、人生を深める~
第２章　老いてわかる、人と関わる幸せ
・人間関係を整理する
・まず「自分から」人にしてあげる
・「おもてなし」をしてみる ・人に頼る
・断る勇気を持つ・同じ経験をした人をつながる~
第３章　健やかに過ごすための知恵
・腹七分目を心がける
・医者の声より身体の声を聞く
・眠れない夜に「夜坐」のすすめ
・呼吸に意識を向ける
・できることと、できないことを区別する
・美しい姿勢は、美しい生き方を表す~
第４章　幸せな老い方、美しい生き方
・頑張ってきた人生を褒める
・学ぶことは、生きる支えになる
・「曖昧さ」という知恵を持つ
・夢中三昧に生きる
・あなたの言葉を遺す
・丁寧な暮らしは、美しい人生へとつながる。