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ハリウッド映画の終焉 集英社新書1167F
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ハリウッド映画の終焉 集英社新書1167F

宇野維正(著者)

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ハリウッド映画の終焉 集英社新書1167F

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2023/06/16
JAN 9784087212679

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商品レビュー

3.6

19件のお客様レビュー

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2024/05/22

ワンスアポンアタイムインアメリカとリコノスピザ タランツィーノとPTアンダーソンが繋がった、ありがとう。 TARとトップガンマーヴェリックの背景。ふむふむ。 me tooは越えないとね

Posted by ブクログ

2023/10/06

映画はアートだけど、エンターテインメントだしビジネスでもある。特にビジネスの目処が立たないと成立しない。そんなことはわかっていたつもりでいた。 でも、本書を読むとその理解がまだまだ浅いということがわかる。特に、マーヴェルを中心としたヒーローものの映画がこの5年くらいで大きく変化し...

映画はアートだけど、エンターテインメントだしビジネスでもある。特にビジネスの目処が立たないと成立しない。そんなことはわかっていたつもりでいた。 でも、本書を読むとその理解がまだまだ浅いということがわかる。特に、マーヴェルを中心としたヒーローものの映画がこの5年くらいで大きく変化していることは感じていても、それが米中関係やMeToo運動にここまで大きな影響を受けているとは思っていなかった。たしかにマーヴェルはディズニーだもの。ディズニー映画のポリコレの流れとも関連した動きとして腑に落ちた。 私のようにサブスクで観るよりも映画館で観たい人間であっても、これだけオリジナル映画やドラマが増えるとネットで映画を観ざるを得ない。 自社サブスクでしか観られないドラマを含めた壮大な物語として提供するのはとても危険性をはらんでいる。シリーズものやヒット作の続編に頼りすぎると若手が育たなくなるという筆者の指摘はとても恐ろしいものだ。某プロ野球チームが実績のあるベテランばかり集めてメンバーを組むことで若手の出場が限られ育たないという問題と被ってしまう。

Posted by ブクログ

2023/10/06

9月27日にこの夏ずっと続いた全米脚本家協会のストライキが終了しました。配信とAIという映画が今、直面している問題について脚本家たちは納得のいく譲歩を勝ち取ったと思われます。ただ全米俳優組合のストは年末まで続くと言われているようです。ただ脚本家と俳優の同時のストが行われたのは63...

9月27日にこの夏ずっと続いた全米脚本家協会のストライキが終了しました。配信とAIという映画が今、直面している問題について脚本家たちは納得のいく譲歩を勝ち取ったと思われます。ただ全米俳優組合のストは年末まで続くと言われているようです。ただ脚本家と俳優の同時のストが行われたのは63年振りらしく、いまいかにハリウッド映画が大きな変局点を迎えているか、ということだと思います。今年久しぶりに読んだ「マスターズ・オブ・ライト」でインタビューされている撮影監督の巨匠たちが1970年代以降、台頭してきたのはユニオンのストライキで属していない若手にチャンスが巡ってきたから、という理由があると思われます。彼らがアメリカンニューシネマという脱ハリウッドな表現をメジャーにし、またハリウッドはその才能をまた取り込む事によって生き返ることができました。きっと今回のストライキも映画のビジネス的側面も芸術的側面も変えていくような気がします。でも、そんな時流の話から本書を手に取った訳ではなく「ファーストスラムダンク」「ブルージャイアント」の日本アニメ映画、「シン仮面ライダー」の日本生まれのヒーロー映画観て、もう今年は映画館行かなくてもいいや、と思っていたのが人に勧められるまま「ミッションインポシブル デッドレコニング」観て衝撃を受け、「Barbie」観て感動して、今更ながらにハリウッド映画すげぇモードに入ったからでした。これが今回のストのテーマみたいなビジネスやテクノロジーの観点だけではなく、#MeTooとキャンセルカルチャーのもたらす意味、MCUなどのスーパーヒーローものの乱造がつくる状況、そして巨匠たちの人生の総決算的映画のシンクロニシティ…みたいな時代と社会とビジネスと人生が,コンテンツをどう変えていくか、という深い話でした。本書を読んで、ずっと録画したままにしておいたNHKバタフライエフェクト「ハリウッド 夢と狂気の映画の都」を視聴、この新書に至る前のハリウッド史のプロローグとしてこれまた面白く、かつ今に至る問題が相当根深く埋め込まれている事も知りました。ハリウッドがどうなるか?ということはアメリカがどうなるか?さらには人間の欲望はどこに向かうのか?と同義ではないか!と思っちゃったりしました。

Posted by ブクログ

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