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曲亭の家 ハルキ文庫時代小説文庫
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曲亭の家 ハルキ文庫時代小説文庫

西條奈加(著者)

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曲亭の家 ハルキ文庫時代小説文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川春樹事務所
発売年月日 2023/06/15
JAN 9784758445696

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曲亭の家

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商品レビュー

3.6

8件のお客様レビュー

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2024/03/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

直木賞受賞後第1作。思っていたよりも新しい作品だった。 朝井まかてさんの馬琴を読んでから読んだのだが、こちらはお路の視線で描かれているので、対比するととても面白かった。 以下ネタバレの内容を含みます。 これは馬琴の長男の嫁となった、お路の目線で描かれた馬琴の家の様子だ。嫁というだけではない、まさにお路のいる場所としての家。夫の宗伯を亡くしてからも、この家に居続ける決心をしたのはなぜなのか。「横暴で理不尽な舅、病持ち、癇癪持ちの夫とそんな息子を溺愛する姑」のいるこの家に。 お路の八犬伝への批評は辛辣だ。女の描き方が大雑把で気に入らない。小難しい言い回しも馴染めない。舅になじられながら口述筆記させられて憔悴するのに、ついに最後までやり遂げ、さらに仮名本まで著すようになる。 お路なしでは成り立たなかった八犬伝の完結。それに至るまでのお路の心根と夫婦の在り方、子供への愛情、舅や姑、夫の介護、お路の「曲亭の家」での人生が、生き方を形作っていくことを、鮮やかに描き出す。

Posted by ブクログ

2023/12/25

置かれた場所で精一杯の花を咲かせていく。選択の自由が限られている時代ならではの生き方なのだろうか。全体的に暗い出来事が続いていき、我儘で我の強い人たちに振り回される展開の中で、描かれているお路の性格と実際の生き方にやや違和感があり、最後まで馴染めなかったのだが、それは現代の目で読...

置かれた場所で精一杯の花を咲かせていく。選択の自由が限られている時代ならではの生き方なのだろうか。全体的に暗い出来事が続いていき、我儘で我の強い人たちに振り回される展開の中で、描かれているお路の性格と実際の生き方にやや違和感があり、最後まで馴染めなかったのだが、それは現代の目で読んでしまっているからなのかもしれない。

Posted by ブクログ

2023/10/25

202306/面白かった。お路が気の毒だし、本気で馬琴一家にイライラして没頭一気読み。これまた見事な一作、作者のふり幅もすごい。

Posted by ブクログ

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