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ロシア語だけの青春 ちくま文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2023/06/12 |
| JAN | 9784480438898 |
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ロシア語だけの青春
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ロシア語だけの青春
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商品レビュー
4.5
22件のお客様レビュー
こんな情熱で学問をできるのも才能。 もったいないことしたな、自分の20代と思ったけど、少しでも見習って何かを自分なりにコツコツと
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2018年刊の単行本を、2023年に文庫化した本書。2018年といえば、まだ語学学習を頑張っていた頃で、実力が伸び悩んでいた。 「ミール・ロシア語研究所」という語学教室に通っていた著者の青春物語。 そこには、超地道だけど確実にスキルアップを図れる学習メソッドが記されているが、頑...
2018年刊の単行本を、2023年に文庫化した本書。2018年といえば、まだ語学学習を頑張っていた頃で、実力が伸び悩んでいた。 「ミール・ロシア語研究所」という語学教室に通っていた著者の青春物語。 そこには、超地道だけど確実にスキルアップを図れる学習メソッドが記されているが、頑張っていた時期に出会えていたはずだと思うと、やりきれなかった。それに、著者やクラスメートたちの奮闘ぶりからモチベーション・アップも図れたはずだし…。 だから再び語学に目覚めた際には、いの一番に参考にさせていただこうと誓ったのだった。 「部活動にも負けない『体育会系ロシア語』が、体に少しずつ沁み込んでいくのを感じる」(P 34) 「ミール」とはロシア語で「平和」(あるいは「世界」)を意味する。教室が入っていた建物が「平和ビル」だから…という説もあるらしいが、私は厳しいながらも、どこよりも生徒思いな学び舎の名前にピッタリだと思った。(あと、表紙のオリーブの葉?を咥えたハトさんが良い演出している笑) 東一夫・多喜子ご夫妻(という経歴が謎めいたお二人)が開講され、55年にも渡って多くの通訳者や講師を輩出。私は初耳だったけど、ロシア語界隈ではかなり信望が厚かったようだ。 「なんであそこまで、熱心になれたのか。[中略]それはお二人のことを、『本物』だと信じていたからである。そしてわたしは『本物』に、限りない憧れをいだいていたのだ」(P 196) 超地道だけど確実にスキルアップを図れる…それは確かなのだが、会話やフレーズ重視の昨今の語学教育に慣れていると、ミール式メソッドを古めかしく感じてしまうかもしれない。 というのもミールでは、入門科から正しい発音の仕方を叩き込まれるのだ。「多少発音にクセがあっても、通じればOK」という風潮が近年学習者の間で広がっている(気がする)が、ミールではそうはいかない。一音一音正しく、大きな声で発音することで、訛りのない完璧なロシア語が目指せるという。 ブロークン発音に寛容なネイティブより、日本人講師に指導してもらう方が上手く定着しやすいというのも、大きな学びになった。 暗唱も、近年の学習に避けられがちな方法だ。(かく言う私も、本当に勉強になるのか疑問を覚えていた) 新しい言語を学ぶには、まずは基本的な構文を知り、それを自分の口から正しい発音で話せるようになること。当然といえば当然の事実なのに、土台はほどほどに、何故か留学のような応用編から入ろうとする… わざわざ「語学留学」しなくても、ちゃんとした指導者及び練習法さえ押さえておけば、言語面は国内で賄えるのでは?とさえ思えてきた。 きっかけは何だって良い。 「キリル文字を読みこなせたらカッコいいだろうな〜」という厨二病的動機だろうが何だろうが、どこまで初心を温存できるかが、上達の分かれ道となってくる。 根気よく発音指導してくれるような指導者に巡り会えたミラクルもあろう。しかしそこから上達への道順を編み出し、語学迷子の我々に示してくれた著者の功績も大きい。 参考にするからには、心して励まねば! 最後の滑りこみで投稿しました…! ここからは育休のため、読書も投稿もしばらくお休みします。今日まで「いま自分が読みたい本」を読み切ることができて、本当に幸せです。 いつかここに戻って来られた日には、また皆様の本棚を覗かせていただいたり、読んだ本を共有したりと、楽しく活動を再開していきたいと思います。レビューを読んでくださり、いいねやコメントをくださったブク友の皆様には、厚く御礼申し上げます。 近い将来、またお会いできますように╰(*´︶`*)╯♡
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
代々木にあったロシア語専門学校、ミール。高校時代からミールで学び、ミールで教えた筆者の、ミールの思い出。「音を作る」として、徹底的に例文を暗唱し、ウダレーニエ(アクセント)を強調して発音を徹底的に矯正する。著者黒田龍之介氏も、解説を書いている有名な貝澤哉氏も、外国語を学ぶ方法はそれしか知らない、という。たった半年で訛りなく最低限の会話ができるところまで持っていくにはそれしかない。外国語は本当に実技科目で、体育なんだなと思う。私は文法が大好きで、ロシア語も構造をとりながら読むしかできないから、一生喋れないんだけど、多分喋るのに気が引けてしまうからダメなんだと思う。著者がミールで教えるようになってから、生徒の発音がどんなに可笑しくても絶対笑わないようにしている、というのは、こんな生徒の心理に寄り添ってて大事だよなと思う。ミールで教えるようになった頃の黒田氏の意識していたこととか、駆け出しの教師の初々しさがあってこれも青春だなあと思う。黒田氏は母校が好きで、ロシア語を学ぶことが好きで、それなのにミールが閉校する前の最後の20年近くミールに戻らなかったり、東多喜子先生の訃報もしばらく知らなかったりするあたり、なんだか切なくなった。なんとか母校を復興できないかとか、教室が入っていた物件を借りられないかとか、そう半ば本気で思う気持ちに共感するというか。 ロシア語、しゃべれるようになりたいけど、でもやっぱりここまで徹底的にやらないとだよなぁ。熱意と良い先生が大事だと思った。見返りを求めるのでもなく、文法にこだわるのでもなく。
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