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怪物
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怪物

坂元裕二(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ムービーウォーカー/KADOKAWA
発売年月日 2023/06/02
JAN 9784040006581

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商品レビュー

4.3

15件のお客様レビュー

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2024/11/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シナリオブックを読んで、あの2時間が一瞬で過ぎていく感覚がして、映画で描かれる余白や間や、言葉以外の行間ってものすごく大きな要素だと気づいた。 全員が自分の守りたいもののために 全員が自分の見えている景色を頼りに 全員が自分の正しいと思った軸を信じて 全員が自分の人生を一生懸命生きている だけどそれが誰かを傷つけて それが誰かを苦しめて 無感情になる技を手に入れたり 嘘をついて自分を守ったり ビルに火をつけたり 好きな人と掴み合いになったり 自分を傷つけたり 生きるための精一杯の防衛をする 好きなひとが 好きな人を 好きといえないことが 好きであることを間違いかのように責められることが、そんなこと必要ないのに、なぜかそれが起きる ・校長先生「しょうもない、しょうもない、誰かしか手に入らないものは幸せじゃない。誰にでも手に入るものが幸せなんだよ」 ・「生まれ変わるなんてないんだよ」「そうだね、よかった」

Posted by ブクログ

2024/07/07

映画を観たうえで、脚本どうなっているのかなと思って読んだんけど、概ね映画と同じ。 同級生の美青ちゃんがBLのマンガ読んでて、それを湊に見せてくる件があったけど、彼女は同性愛をマンガや物語として認識しているだけで現実世界のこととして見えていない感じがして、それがまた湊を苦しめている...

映画を観たうえで、脚本どうなっているのかなと思って読んだんけど、概ね映画と同じ。 同級生の美青ちゃんがBLのマンガ読んでて、それを湊に見せてくる件があったけど、彼女は同性愛をマンガや物語として認識しているだけで現実世界のこととして見えていない感じがして、それがまた湊を苦しめているのかなって思った。

Posted by ブクログ

2024/01/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

誰にでも手に入るものを幸せっていうの。 映画を観てからほぼ3ヶ月。姉からシナリオブックを借りたので、さらに物語を深掘りしていきます。 シナリオブックを読み返すと、映画を観るだけでは拾えきれなかった“愛”や“性”についての描写がたくさんあることに気がつきました。 さすが細かい部分まで抜かり無く脚本を書き上げる、坂元さん。尊敬でしかない。 ここからは、ネタバレ注意! 成長していく自分の体と心に戸惑う敏感な思春期に母親が、 「お父さんと約束してるんだ。湊が結婚して、家族を作るまでは頑張るよって。どこでもある普通の家族でいい。湊が家族っていう、一番の宝物を手に入れるまで、、、」 家族の幸せを願うのは当たり前のことだし、決して悪気があって言った言葉ではない。しかし、普通の家族といえど、それが難しい人もいる。 自分は普通じゃない。何者なのか。 答えが分かりつつも認めなくない自分自身のこと。 依里の父親は、息子の考えが受け入れられず、「お前の脳は、豚の脳だ。」と言う。自分の息子にそんな言葉を放つなんて信じられないけど、受け入れられない親もいるんだろうな。 校長先生が言った、 「誰かにしか手に入らないものは幸せって言わない。しょうもないしょうもない。誰でも手に入るものを幸せって言うの。」 と言う言葉、映画で見た時もズーンって沁みたけど、文字で見るとやはり沁みました。 2人が両手を広げて、空を仰ぎながらかける姿はこっちまで嬉しくなりました。 まーだまだ語り足りないけど、この辺で。 もう一回映画を観たくなりました!今度は見逃していたポイントをちゃんと注目してみてみよう

Posted by ブクログ

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