- 中古
- 書籍
- 書籍
戦争と文化的トラウマ 日本における第二次世界大戦の長期的影響
定価 ¥3,520
1,650円 定価より1,870円(53%)おトク
獲得ポイント15P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日本評論社 |
発売年月日 | 2023/04/25 |
JAN | 9784535587724 |
- 書籍
- 書籍
戦争と文化的トラウマ
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
戦争と文化的トラウマ
¥1,650
在庫なし
商品レビュー
5
1件のお客様レビュー
PTSD概念は元々は戦争神経症の概念から始まり、米国のベトナム帰還兵の心の問題から一般化し研究が進んだ。現在では戦争や災害だけでなく虐待から生じる複雑性PTSDもICD11では診断に加えられた。わが国では阪神大震災より知られるようになり、災害時に心の問題を考える契機になり、DPA...
PTSD概念は元々は戦争神経症の概念から始まり、米国のベトナム帰還兵の心の問題から一般化し研究が進んだ。現在では戦争や災害だけでなく虐待から生じる複雑性PTSDもICD11では診断に加えられた。わが国では阪神大震災より知られるようになり、災害時に心の問題を考える契機になり、DPATもその流れで出来た。ただ我が国では第二次世界大戦という大きな戦争に対してのトラウマ研究はほとんど見られない、原爆に対してや沖縄線に対しても同様である。戦後80年にして、この問題についてのシンポジウムをまとめたのが本書であるが、第二次世界大戦という大きなトラウマにいかに向かい合うか、なぜ向き合えなかったか、それが私たち後の世代にどのように影響を与えたか、を考察したものである。本書を契機にさらなる研究や議論が進むことを期待したいものであるが、個人的にも集団的にも、このトラウマからの癒しが本当の意味での平和を求める道に進むと感じる。ウクライナ問題からきな臭い話が飛び交っているが、このトラウマからの癒しがないまま、進んでいくと悲惨な結果しか見ないであろう。
Posted by