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吹雪
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2023/05/20 |
| JAN | 9784309208817 |
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吹雪
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商品レビュー
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12件のお客様レビュー
山村で発生したゾンビエピデミック、ワクチンを届けるため、ガーミン医師は村人を御者に雇って猛吹雪の中を出発する。夢か幻か、次々に襲いかかる奇想天外なトラブル、二人はワクチンを届けられるのか?! ロシアの小説をほぼ読んだことがなく、装丁からしてなんとなく硬派なリアル寄りの話かと思っ...
山村で発生したゾンビエピデミック、ワクチンを届けるため、ガーミン医師は村人を御者に雇って猛吹雪の中を出発する。夢か幻か、次々に襲いかかる奇想天外なトラブル、二人はワクチンを届けられるのか?! ロシアの小説をほぼ読んだことがなく、装丁からしてなんとなく硬派なリアル寄りの話かと思っていたので、普通に出てくる不可思議なガジェットや状況が、想像を超えていて面白かった。 ロシアのイメージはプーチンと戦争しかなかったけど、こういう小説があるんだなあ。もっと知りたいなあと思った。 主人公のガーミン医師が、志は高いけど、エリート意識も高く、他人に厳しく自分に甘くて、雇い人のセキコフに無理難題を言う。 対してセキコフは、こんな雇い主にも礼儀正しく、子馬たちにも優しく、常に笑った顔の穏やかな人物。セキコフだけが報われてくれと思いつつ読んでいた。 続編も読むつもりだけど、ガーミンが嫌なやつすぎたので、ちょっと間をおいてから読もう。
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ウラジーミル・ソローキンが2010年に発表した中編作品。 舞台は近未来のロシア。 ドルゴエという村で、黒い病のエピデミックが発生する。黒い病とは言ってもペストではない。その病気に感染した人間はゾンビ化するのだという。 医者であるドクトル・ガーリンはドルゴエにワクチンを届けに行く...
ウラジーミル・ソローキンが2010年に発表した中編作品。 舞台は近未来のロシア。 ドルゴエという村で、黒い病のエピデミックが発生する。黒い病とは言ってもペストではない。その病気に感染した人間はゾンビ化するのだという。 医者であるドクトル・ガーリンはドルゴエにワクチンを届けに行くために御者を探している。 ある町に立ち寄ったときに紹介されたパン運びのセキコフと呼ばれる男と共にドルゴエへ急ぐ。 という物語。 ウラジーミル・ソローキンを読むのは『氷』3部作以来なのだが、『吹雪』は大分読みやすくて、ソローキンこんな読みやすかったっけ? とちょっと肩透かしを食らった感も。 だが、大分変な世界が展開される。 あらすじだけだとそこまで変な物語には見えない。ただのSFくらいに見えるが、これが大分変な物語ですこぶる面白かった。 例えば、ドクトルはセキコフが飼っている馬50匹と共にドルゴエへ向かうのだが、その馬は普通の馬ではない。 体長30センチのかなり小さい子馬で、この馬たちを車の中のボンネットで駆動することで走らせていくのだ。 馬以外にも人間の小人もいる。当然、小人もいるのだから巨人もいる。3メートル~6メートルまでの巨人が平然と登場する。まるで神話の世界のようだ。 そしてその道中に様々なことが起きる。 ドクトルは始めこそワクチンを届けるという使命があるキャラクターなのだが、だんだんと嫌な奴になっていき終始セキコフに当たり散らす。一方のセキコフはドクトルがどんなに叱責しようとものらりくらりとかわしてしまう人物で、そんな二人の掛け合いも面白かった。
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巷ではあまり評判が良くなかったものの、自分には非常に面白く読めた。 帯に「皇帝化するプーチンを予言」とあるが書かれたのは2010年だけど、コロナ禍を彷彿とさせた。 黒い病という人間がゾンビ化する病が流行りワクチンを届ける。 これだけで十分コロナ禍を思わせる。 ソリ車はなんとなく想...
巷ではあまり評判が良くなかったものの、自分には非常に面白く読めた。 帯に「皇帝化するプーチンを予言」とあるが書かれたのは2010年だけど、コロナ禍を彷彿とさせた。 黒い病という人間がゾンビ化する病が流行りワクチンを届ける。 これだけで十分コロナ禍を思わせる。 ソリ車はなんとなく想像できたけど、ボンネットに収まる50頭の馬たちとか、フェルトで出来た家とか想像力を容赦なく求めてくるが自分には追い付かずふわっとした想像しか出来なかった。 元画家のソローキンにはどんな絵が浮かんでいたのだろうか? 吹雪の中、生死を賭けたワクチンを運ぶという単純ながらも容赦無い自然の脅威に序盤からスピード感のあるプロットでのめり込み、あっという間に読み終えた。 これからも追っていきたい作家だと思った。
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