嘆きの亡霊は引退したい ～最弱ハンターによる最強パーティ育成術～(10) GCノベルズ

槻影(著者), チーコ(イラスト)

• 販売会社／発売会社: マイクロマガジン社
• 発売年月日: 2023/05/30
• JAN: 9784867164280

商品レビュー

2025/04/21

記念すべき10巻は世界樹、精霊、ファントム、魔王、神。そしてまたまた神とオンパレードのてんこ盛り。クライはいつのまにか神と同等の風格を纏い出した。勘違いだが…
次巻はレベル9が具体化するのか⁈

2025/03/30

状況がわかっていないアホの子が右往左往している。そして、結果、どうにかなってしまった。

これに尽きる。

ルークがとにかく、かっこいい。
最後にちゃんと武勇を見せてくれる。とてつもない意志の力で、闘いに飛び込んでいく。なにが、そこまで彼を追い立てているのだろうか？

そして、ストグリメンバーたちのクライへの絶対の好意と信頼はなんだろう。クライのどこに、その魅力があるのかは、正直よく分からない。
責任感は全く無くて、とにかく仕事をしたがらない。仕事をしてら迷惑になる。まさしく、その通りだからとにかく仕事をしないようにするのは正しい判断なのだろうけど、ならばハンターを引退するなりクランマスターを降りるなり、そこを頑張らなければならない気がする。だけど、『流されやすい』という性格が、クライの無能さをしっかりと周知されない状態になっている。

うーん。
有能なら勘違いモノにはならないけれど、もう少し、もう少し、クライは動けないだろうか？
決して悪い人ではない。
妹狐が殺されそうになったとき、咄嗟に庇おうとするし、スマホが偽物だったと知らされたときも、彼女に対して怒りを向けなかった。魔王軍に対しても、怒りを持たないし、侮蔑もない。
人に対して、マイナス感情を向けないのは、凄いことだなとおもう。

クライの精神構造って、うーん、いや、やっぱり理解力の低さと認知能力の低さから、人が持つ感情が理解できないことにつながっていて、誰に対してもニュートラルな状態で接することができる人物になってるのではないかな？

でも、クライ、なにか一つぐらい才能はないのかな？あって欲しい。