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かっかどるどるどぅ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2023/05/24 |
JAN | 9784309030791 |
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かっかどるどるどぅ
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商品レビュー
3.4
15件のお客様レビュー
萬葉通り商店街での、人情ドラマを描いた作品です。商店街の情景はあまり感じられませんでしたが、ここで働いたり、生活をしたりしている人々の悲喜こもごもにはとても共感することができました。 5人の男女の人生模様が描かれていて、彼らは20代から60代後半まで年齢も幅広いのですが、共...
萬葉通り商店街での、人情ドラマを描いた作品です。商店街の情景はあまり感じられませんでしたが、ここで働いたり、生活をしたりしている人々の悲喜こもごもにはとても共感することができました。 5人の男女の人生模様が描かれていて、彼らは20代から60代後半まで年齢も幅広いのですが、共通しているのは、少し人生に疲れてしまっているということ。そのうちのある女性が、アパートを開放して食事をふるまう活動をされています。その女性もかつて子どもを置いて家出をした経験があったりするのですが…。 彼女の作るご飯を求めて様々な境遇の人々が集まってくる。そしてみんな元気になっていく。 人生を肯定することは結局のところ、他人を肯定して交流することでなされるのかなと思いました。 主要な5人の男女の境遇はというと、夫に先立たれ20年ほど独りで暮らす女性、舅姑の介護疲れで自分の人生を謳歌できず高齢になった女性、院卒なのに非正規雇用者の女性、詐欺にあい自死を考える男性、子どもを置いて家出をした女性、とホントに様々です。 本作を読んで私は、仲間は大事だなと改めて思いましたし、「円卓」を囲んで食事をするのも、序列が感じられなくていいなと思いました。 また、疎外から連帯というムードを感じられるので、心も温まると思います。 そうそう、標題の「かっかどるどるどぅ」について、予想外の展開が待っていました。そこが一番グッときますよ!
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最初は暗い話かと思ったけれど、話が進むと救われるところが出てきた。 私は吉野さんみたいな人になりたい。 後は保が好きだな。不器用だけし辛い目に遭っているのに 「損してなるものか」の気持ちが意外にも根本にないから人として信用できる。 保がいれば大丈夫かもしれない。
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この作家さんのはこれで2作目を読みました。 東北のなまりが出てくるのは、すべてそのまま理解できます。 自分もそうなので。 共感できることがたくさん出てきて読みやすく面白かったです。 明るく読み終えることのできる本でした。
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