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イクサガミ 地 講談社文庫
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イクサガミ 地 講談社文庫

今村翔吾(著者)

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イクサガミ 地 講談社文庫

定価 ¥935

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2023/05/16
JAN 9784065280126

イクサガミ 地

¥825

商品レビュー

4.3

130件のお客様レビュー

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2023/09/02

ソッチへ走ったかぁ…ww。

2023年8月読了。 間を置かずに読んだ。茫漠としていた前巻とは打って変わり、このデスゲームの目的も、黒幕やそれに関わる人物達がほぼほぼ揃い踏みして、いよいよ佳境に入ってきた。 今巻は、剣戟シーンも技がハッキリしてきて、「○○流」ばかりではない、国籍も越えたジャンルの果し...

2023年8月読了。 間を置かずに読んだ。茫漠としていた前巻とは打って変わり、このデスゲームの目的も、黒幕やそれに関わる人物達がほぼほぼ揃い踏みして、いよいよ佳境に入ってきた。 今巻は、剣戟シーンも技がハッキリしてきて、「○○流」ばかりではない、国籍も越えたジャンルの果し合いと成って「異種格闘技戦」の趣もあり俄然面白くなってきた。 御一新後のドサクサな時代の組織作りの拙さで、当時本当にこうした内乱が起こっても(こんな「もっとも危険なゲーム」は有り得ないけどw)、不思議では無かったのかなと思うと、「警察官より先に、郵便局員が拳銃を携帯していた」事実も抵抗無く読めてしまう(「当時は現金書留なんかも運んでたので、配達夫が強盗に会うから、拳銃持たせてたんだよ~」って、幼い頃に学んだのを思い出した)。 大久保利通と云う人物については、親友である西郷との比較や能力第一主義,合理性,そして「“力無き国家”は直ぐに世界の餌食に成る」と云う世界を見て学んだ知見を最大限に駆使して、一刻も早く「世界からナメられない国家にしなくては」の思いの強さから、周囲の人間関係等お構い無くバリバリと〝富国強兵化〟〝先進国化〟を目指し驀進していた為、不平士族に限らず多くの人々から恨みを買ってしまったと云う(悲しい)事実を思うと、彼以外にも明治維新を成し遂げた人々の「命知らずの俠気」の様なものにいつも涙が溢れてしまう。 ま、そんな話はこの小説とは関係無いけど、外国から無理矢理こじ開けられ、それまでの価値基準も目茶苦茶にされ、手探り同然で近代化を目指さざるを得なかった時代の日本の「のたうち回る様な産みの苦しみ」は、貴賤を問わず凄まじい嵐となって当時の人々を襲ったと云う歴史のうねりの中で、生命を削り合う彼等の活躍を次巻以降も期待しています。 今村先生、個人的にですが「幻刀斎」のカラクリは〝山田風太郎先生〟バリなのをうんと期待していますよ~!!!

左衛門佐

2025/02/04

他のジャンルではならないのですが、何故か時代物とシマシマ本を読んでいる時だけ無性にその日食べたい物が偏ります。 時代物の場合、肉派の癖にやけに魚が食べたくなります。イクサガミの時は鱈と粕汁でバッチリ。 ちなみにシマシマ本の時はいつもパスタが食べたくなるのですが、たまには余談を冒頭...

他のジャンルではならないのですが、何故か時代物とシマシマ本を読んでいる時だけ無性にその日食べたい物が偏ります。 時代物の場合、肉派の癖にやけに魚が食べたくなります。イクサガミの時は鱈と粕汁でバッチリ。 ちなみにシマシマ本の時はいつもパスタが食べたくなるのですが、たまには余談を冒頭に持って来てはどうだろうと試みただけ…とか言ってる場合じゃない! 初っ端からどえらい事が始まった!! 最初からクライマックスだぜ、とか某ライダーみたいな事を思っていたら真のクライマックスが凄かった! 私でも知っている人斬りが出てきた、格好良すぎ問題。 いよいよ浜松到達。 更に淘汰は進んで来て、実力の無い者は徒党を組み出し強者は当然の如く生き残る。 蠱毒は順調に機能中…だったのですが… 2巻目で早々に蠱毒の黒幕が露見します。びっくりだ。もうびっくりだよ。あなた…本当にびっくりだよ。変な声出ましたよ。(それはいつもの事) 歴史ものって創造性を駆使してこんな実在の人物を悪役にしてしまえるんですね、自由度が高い。 今回は有名な実在した凄い面々がご登場。大久保利通さんや前島密さん、西郷どんはずっと名前だけ登場してますね。 興味深かったのは三井、安田、三菱、住友、これらの企業の前身はどのようなものだったのかが描かれていた事。全く知らなかったので、勉強にもなりました。色んな所から引っ張って来てうまく絡ませてエンタメに昇華。今村さん凄くない…? さて前巻の感想で興奮していたデスゲームなのですが、(誤解を招きそうな書き方)新たな強者が登場。 なんと碧眼の騎士様。これがまた…かっこいい… 彼の過去話だけで一つの物語としての完成度が高く、一瞬イクサガミを読んでいるという事を忘れました。 うぉーい、なんてこった!何でこんな事に、神よ!!と天を仰いでいたら突然『蠱毒』に戻される。 この気持ち、どうすれば良いのか。応援するしかない。 そして私の現在の推しキャラ、お爺ちゃん。 あれ…?思ってたより怖くない…?怖いって!!近寄らないで貰えます?(でも好き) 遂に名前と正体が判明。これは東京入りするな。 楽しみにしていたお爺ちゃんvs若衆のバトルが思いの外、早めにやって来ましたが想像以上に苛烈。 最早、凶悪な殺人鬼から逃げ回るような絵面。(でも好き) 前半戦で既に読んでいるこちらも息も絶え絶えになっていたら、中盤で愁二郎がぶっ飛んだ作戦を考え出して実行。『蠱毒』を揺さぶる事になるのか?! と思いきや、物凄い勢いで展開して行き、出るわ出るわ著名人。そして行き着く、あなた…本当にびっくりだよ。 手に汗握る展開の連続で、粕汁を食べながら読んでいたけれど食べるのを忘れてすっかり冷め切っていました。私も極限の中で戦っていた!(極限のレベルが低すぎてびっくりだよ) 2巻目もキャラクターがかなりの数登場します。 『蠱毒』の運営側の人間も多く登場して主人公達とたまにコンタクトを取るのですが、彼らですらきちんとキャラが立っていて好ましく思ってしまう。 この時代は苗字も名前も驚く程にあっさりと変えてしまえる上に、人斬り◯◯のように通り名まで着いたりするので、同一人物でも呼ばれ方が違ったりと少しややこしく思えるのですが、前回も書きましたがキャラの書き分けが本当にお上手なので、ふぁ?!となる事が全くありませんでした。 やはりここも本作の魅力。 アクションシーンも回を追うごとにキレキレ。 愁二郎の足捌きが読んでいて目を回しそうになる!(もう真似しません)2vs4になってくるとそれはもう3回読まないと動きが想像出来ない! アドレナリン出っ放しで気持ち良い疲労感。 どんどん粕汁が冷めていく。 クライマックスも胸熱の大バトル! 有名な人斬りさんの強さに唖然。それに流派の技を駆使して食らいつく様にも唖然。 人斬りさんの台詞を放つ姿がかっこよすぎて真似してみたけど、誰もいない部屋で私がやっても説得力無さすぎて唖然。(結局は何か真似する) どうなってるんだ、この強者のインフレ具合は!オラ、ワクワクすっぞ!! 悟空になれない私は、強者達が東京を目指すのを見守るしかありません。今回も凄い所で終わりました。 待てない…こんなお預け食らったら待てないのに!! 図書館での『人』の予約割り当てまで… 残り、十七人。 蔵書一冊orz ところで、ネットフリックスで映像化されると話題の本作ですが、キャストが遂に発表されましたね。 以前にみんみんさんと、山田孝之さんとニノは主演を食いますよねーときゃっきゃ話していたら。 イクサガミに2人とも配役されていて笑ってしまいました笑。 個人的には伊藤英明さんの無骨が楽しみすぎます。 ハスミンばりに狂った感じでやって欲しい。

Posted by ブクログ

2025/02/02

第2弾 「地」 (痔やない!) まだまだ、東京には着かんけど、達人ばかりになりつつある。 しかし、面倒臭いルールやな「こどく」。 札の数とか、どっちでもええから、強い流派とか紹介して、バトルしてくれたら満足するんやけどとは思う。 京八流も、他の流派も色々あって良し! し...

第2弾 「地」 (痔やない!) まだまだ、東京には着かんけど、達人ばかりになりつつある。 しかし、面倒臭いルールやな「こどく」。 札の数とか、どっちでもええから、強い流派とか紹介して、バトルしてくれたら満足するんやけどとは思う。 京八流も、他の流派も色々あって良し! しかし、幻刀斎って、そんなに強いのか! 生きてる義兄弟全てと更に協力者とでしか勝てんと! 個人的には、無骨が好きやけど。 もう金とかやなく、  ただ、強いヤツと闘いたいだけ〜  自分の力がどんなもんか試したいだけ〜 それでこそ、駆け引きなしのバトルや! こどくの主催者、お金の出所もバレて、動き出す浜松での闘いは、ワクワク! 更に東京におる大久保利通暗殺を防ぐ為、急ぐ!歴史通りになるので、結果は分かるんだやけど↓ まだ、東京へ着いたのは1人。 残りは、23人。 更に、東京では、9人以外に参加する剣客が… しかし…30年修行した剣の達人も、半年間、銃の使い方を訓練した人に負けるのは、時代と言えばそうやけど、辛いな。 いやいや、今はバトルを楽しも! 早よ!「人」も読も! 武士にも英邁な者と、愚鈍な者がいる。それは百姓、職人、商人であっても変わない。獣や鳥を見てみるがいい。本来、能力のある者が生き残り、無いものは絶えいく。これが自然の摂理であったはずなのだ。それなのに人間だけが身分という得の知れぬもので、怠惰、脆弱、劣等な種を守って来た。徳川幕府という牢獄が壊れたことで、ようやく生物としての本来の姿に近付いただけである! しかし、驚きは、銃を携帯したのは、警察より郵便屋さんの方が先やねんな。確かに現金書留とか強盗するヤツおるから、分からんではないけど。 *************************** 今週は、映画館行かず、ネトフリで 映画行くかの判断でアニメ観た 「アンダーニンジャ」(12エピソード) やっぱ、映画行くのはやめよ! 主人公の続編なさそうやし。 雲隠は続くにしても… しかし、もう忍者というか、近未来の兵士みたいな感じ。 主人公は、なんで裸足で許されるのか… 忍者って目立ったらあかんのに。 そういう問題ではないか(^◇^;) 今に続く忍者という設定はありがちやけど、まあまあ楽しめた。 「正体」 「えっ!もう配信されんの! この間まで、映画館でやってたのに!」 ってのが、第一声! 仕方ない…本読む前に観るか! 冤罪がテーマ。 こんな判決出たら、もう人生めちゃくちゃやん! 罪を犯してたら、仕方ないけど、違う場合は、もう取り戻せんからね!大事な時間は!しかも、重罪判決受けたら…_| ̄|○ 警察は信用出来んし、なら、誰が無罪を証明してくれんの! ってなると…自身でか… 外で出会った人達、立場ばかりを気にする人と一線を画した警察の人の力もあって 再審では、「主文は…」 (主文後回しにならんかった) 善意を信じて良かったな! (心の中では、どんでん返しで、また主文後回しになったりしてとか、思ってた自分がいるけど ^^;) 泣いとこ!(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

Posted by ブクログ