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イクサガミ 地 の商品レビュー

4.3

93件のお客様レビュー

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ソッチへ走ったかぁ…ww。

2023年8月読了。 間を置かずに読んだ。茫漠としていた前巻とは打って変わり、このデスゲームの目的も、黒幕やそれに関わる人物達がほぼほぼ揃い踏みして、いよいよ佳境に入ってきた。 今巻は、剣戟シーンも技がハッキリしてきて、「○○流」ばかりではない、国籍も越えたジャンルの果し...

2023年8月読了。 間を置かずに読んだ。茫漠としていた前巻とは打って変わり、このデスゲームの目的も、黒幕やそれに関わる人物達がほぼほぼ揃い踏みして、いよいよ佳境に入ってきた。 今巻は、剣戟シーンも技がハッキリしてきて、「○○流」ばかりではない、国籍も越えたジャンルの果し合いと成って「異種格闘技戦」の趣もあり俄然面白くなってきた。 御一新後のドサクサな時代の組織作りの拙さで、当時本当にこうした内乱が起こっても(こんな「もっとも危険なゲーム」は有り得ないけどw)、不思議では無かったのかなと思うと、「警察官より先に、郵便局員が拳銃を携帯していた」事実も抵抗無く読めてしまう(「当時は現金書留なんかも運んでたので、配達夫が強盗に会うから、拳銃持たせてたんだよ~」って、幼い頃に学んだのを思い出した)。 大久保利通と云う人物については、親友である西郷との比較や能力第一主義,合理性,そして「“力無き国家”は直ぐに世界の餌食に成る」と云う世界を見て学んだ知見を最大限に駆使して、一刻も早く「世界からナメられない国家にしなくては」の思いの強さから、周囲の人間関係等お構い無くバリバリと〝富国強兵化〟〝先進国化〟を目指し驀進していた為、不平士族に限らず多くの人々から恨みを買ってしまったと云う(悲しい)事実を思うと、彼以外にも明治維新を成し遂げた人々の「命知らずの俠気」の様なものにいつも涙が溢れてしまう。 ま、そんな話はこの小説とは関係無いけど、外国から無理矢理こじ開けられ、それまでの価値基準も目茶苦茶にされ、手探り同然で近代化を目指さざるを得なかった時代の日本の「のたうち回る様な産みの苦しみ」は、貴賤を問わず凄まじい嵐となって当時の人々を襲ったと云う歴史のうねりの中で、生命を削り合う彼等の活躍を次巻以降も期待しています。 今村先生、個人的にですが「幻刀斎」のカラクリは〝山田風太郎先生〟バリなのをうんと期待していますよ~!!!

左衛門佐

2024/06/26

時代小説は得意でないので、この厚さ、読めるか心配でしたが、無事読み切りました。 6章の南北戦争が登場するところから、急に面白くなりますね。 日本と海外の対比をこのように描くとは! しかも、南北戦争のストーリーは独立しているわけではなく、今後の「蠱毒」に登場するであろう人物の生い...

時代小説は得意でないので、この厚さ、読めるか心配でしたが、無事読み切りました。 6章の南北戦争が登場するところから、急に面白くなりますね。 日本と海外の対比をこのように描くとは! しかも、南北戦争のストーリーは独立しているわけではなく、今後の「蠱毒」に登場するであろう人物の生い立ち・特徴を説明するシーンとして使っているのです。 南北戦争のシーンはウルッときました。 道徳的に正しい事が世の中で常に評価されるわけではないし、勝者になれるわけでもない。 これを南北戦争と人の生死で表現してらっしゃる。 美しく仕上げてます。 また、「地」の後半からは歴史上の有名人が登場します。 前島密(明治のはじめ、日本に郵便の仕組みを築いた人。 「日本近代郵便の父」)、大久保利通(明治維新の指導者)などが主人公たちと絡んできます。 やっぱり有名人が登場するとテンション上がりますよね~。 そこで、気づいたことが。 今どきのテーマと歴史上の実在の人物を絡ませたフィクションは歴史を学ぶ上で好奇心を刺激しますね。 学生時代、歴史が超苦手でしたが、この方法をとっかかりに歴史を学んでいけば、歴史に興味持てたんじゃないかと、今更ながら思いました。 興味を持ったところで司馬遼太郎など読むとより解釈が深まるんでないかと。(あくまで個人的な意見です) ラストが読者泣かせな終わり方だったんですよね。。。次巻が楽しみでなりません! いつ発売されるんだろ。。。

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2024/06/24

3部作とは知らず今作で終わりかと思って読んでみれば、いいところで終わってしまった。 漫画と違っていつ発売されるかわからない状態で続きを待つのは蛇の生殺しです。

Posted byブクログ

2024/06/11

ありゃ? 完結じゃないんかぁ~い 終盤になって この展開で、後この厚みで いけるのか?いけないのか? いけないんかぁ~い 天・地・人って、ことね まさかNetflixの映像化が先じゃないよね? 調べてないけど(--;) ということなんで、続くみたいです でも、お薦めです

Posted byブクログ

2024/06/02

前作を読んで、早く下巻を読みたいと思ったら、下巻じゃないんかー。でも、十分、本巻も楽しませてもらいました。早く続きを読みたいなー。

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2024/06/01

前作に引き続き、「強さのインフレ」がとどまらない展開が続きます。 「裏切者」として義兄弟に憎まれていた主人公が、「本当の敵」を倒すために兄弟で力を合わせることになり、その過程で少しずつ昔と同じような心のつながりを取り戻してゆく、というところも、「少年ジャンプ」感があります。 ...

前作に引き続き、「強さのインフレ」がとどまらない展開が続きます。 「裏切者」として義兄弟に憎まれていた主人公が、「本当の敵」を倒すために兄弟で力を合わせることになり、その過程で少しずつ昔と同じような心のつながりを取り戻してゆく、というところも、「少年ジャンプ」感があります。 <蟲毒(こどく)>というこのデスゲームの黒幕も明かされ、それを阻止するために内務卿の大久保利通やその腹心の前島密まで引っ張り出してくるとなると、もはや歴史小説ではなく歴史を借りた壮大なファンタジーです。 主人公たちの超人的な技術や、それをものともしない敵との戦いはさながら『修羅の門』のよう。リアルな剣術の闘いとしてではなく、いっそスターウォーズのライトセーバーとフォースを駆使したジェダイのバトルとして読みはじめると、あまり違和感がないかもしれません。 いよいよ次巻が三部作の完結巻とのことで、ここまで読むと結末も気になりますので(きっと、兄弟の誰かは犠牲になるのだろうなと思いますが)、新刊情報をチェックしておきたいと思います。

Posted byブクログ

2024/05/12

起承転結の、ちゃんと承転が入り込んでいた。 このまま単純なバトルロワイヤルなら、面白味にかけると思っていたら、いい意味で裏切られた。早く続編が読みたい。

Posted byブクログ

2024/05/10

木札を何枚持っていれば殺されないとか、もはや信じてる場合だろうか? 人間離れしてくるし、ツッコミどころは幾つもあるけど、いいんです。面白いから! 早く続きが出ないかな。

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2024/05/09

途中から歴史上の大物が出てきて、予想した展開ではなかったですが、これはこれで、ありですね。人の巻で、どのように完結するのか?早く読みたい!

Posted byブクログ

2024/05/07

どんどんおもろくなり、止まらない。 次巻が気になり過ぎる、、、、 1人1人の過去や人間描写が見えてきてみんな好きになってきた

Posted byブクログ