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マッカラーズ短篇集 ちくま文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2023/05/12 |
JAN | 9784480438713 |
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マッカラーズ短篇集
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商品レビュー
4.7
7件のお客様レビュー
短篇集。解説によると「孤独」、「報われない愛」などをテーマとして読めるらしい。また異性愛以外の視点も混じる作品が多いよう。なんとなく解説を事前に流し読みしてから読み始めたので、混乱せず読めた。とはいえ、読後の孤独ややりきれなさ、みたいなものは好み。
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表紙に惹かれて読む。絶対的な意味での一人きりではなく、むしろ相対的に、世界を疎外することで陥っている(もしくは獲得している)孤独というのが全体的なムードとしてある。と書いてみるとまるでトーベ・ヤンソンであるしシャンタル・アケルマンを読み観た時の感慨に似ていることを自らの中にあら...
表紙に惹かれて読む。絶対的な意味での一人きりではなく、むしろ相対的に、世界を疎外することで陥っている(もしくは獲得している)孤独というのが全体的なムードとしてある。と書いてみるとまるでトーベ・ヤンソンであるしシャンタル・アケルマンを読み観た時の感慨に似ていることを自らの中にあらためて見つけるけれど、三者の中ではマッカラーズがもっともストーリーのことを意識しているように思う。それは言い換えれば自らを作品から切り離し、想いはこめつつキャラクターならびに物語世界をあくまでフィクションとして距離をとりつつ書いているということでもある。しかしそれは裏を返せば、作品にすら疎外を適用させているということか。
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「悲しき酒場の唄」が中編で、他に短編が7編。短編は「木、石、雲」と「渡り者」が好き。 全体的に、愛と孤独がテーマなのかな。愛するがゆえに感じる孤独というか、愛と孤独をこじらせたような人がよく登場する。独特な雰囲気があって好きな作家だ。
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