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犬は「びよ」と鳴いていた 日本語は擬音語・擬態語が面白い 光文社未来ライブラリー
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犬は「びよ」と鳴いていた 日本語は擬音語・擬態語が面白い 光文社未来ライブラリー

山口仲美(著者)

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犬は「びよ」と鳴いていた 日本語は擬音語・擬態語が面白い 光文社未来ライブラリー

定価 ¥1,056

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2023/05/10
JAN 9784334770709

犬は「びよ」と鳴いていた

¥550

商品レビュー

3.3

4件のお客様レビュー

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2024/08/24

言葉に関する書籍の中でも何度か名前を見たことがある、そんな本です。文庫化したみたいで、オノマトペ関連の本を探していたら見つけたので買いました。 この本はオノマトペの今昔を教えてくれる本です。どこかの本でオノマトペは過去と現在ではあまり変化がないと読んだ気がしたのだけど、この本では...

言葉に関する書籍の中でも何度か名前を見たことがある、そんな本です。文庫化したみたいで、オノマトペ関連の本を探していたら見つけたので買いました。 この本はオノマトペの今昔を教えてくれる本です。どこかの本でオノマトペは過去と現在ではあまり変化がないと読んだ気がしたのだけど、この本ではその認識を大きく覆されました。 オノマトペで表記される鳴き声の違いは、それを聞いていた当時の人の聞こえ方によるものなのだと思うけれど、特に興味深いと思ったのは、本書のタイトルにもなっている犬の鳴き声。 「びよ」と「わん」が使い分けられていたらしい時代もあるとかで、「びよ」と聞こえていた時代は、死肉を貪り、野犬として徘徊するような野生的な犬もたくさん生息していたとか。そんな恐ろしい犬の鳴き声は「びよ」と表現されていたという…。 また、今ではイメージできないようなオノマトペもたくさん存在し、時代を反映しながら、変わってきたことがよくわかりました。

Posted by ブクログ

2024/07/26

日本語テキスト(読んで考える日本語)の出典書籍ということで手元に置くことにした。タイトルだけはよく知っていたけれど、ちゃんと読んだことなかったので、この機に。 身近な動物の鳴き声の変遷の謎には、日本語の音声や表記体系の変化だけでなく、その動物との関わり方のような文化史的な要素もあ...

日本語テキスト(読んで考える日本語)の出典書籍ということで手元に置くことにした。タイトルだけはよく知っていたけれど、ちゃんと読んだことなかったので、この機に。 身近な動物の鳴き声の変遷の謎には、日本語の音声や表記体系の変化だけでなく、その動物との関わり方のような文化史的な要素もあるという指摘が興味深く、さまざまな資料を突き合わせて実際の音をつきとめていく謎解きもおもしろかった。 文体も語り下ろし風で読みやすい。

Posted by ブクログ

2024/05/05

擬音語や擬態語が時代と共にどのように変化してきたかって言われてみればあまり意識したことがなかったかもしれない。だから現代の基準で考えたらそうは聞こえないんじゃないかと言いたくなるような言葉を沢山知ることができて新鮮だった。文章も堅すぎず読みやすい。 今と全然違う言葉で表現されてい...

擬音語や擬態語が時代と共にどのように変化してきたかって言われてみればあまり意識したことがなかったかもしれない。だから現代の基準で考えたらそうは聞こえないんじゃないかと言いたくなるような言葉を沢山知ることができて新鮮だった。文章も堅すぎず読みやすい。 今と全然違う言葉で表現されていたり逆に今とほぼ同じ使い方をされている擬音語や擬態語を実際の例とともに紹介している。例文として使われている古典にはきちんと現代語訳がついてるので言語学や古典の知識がなくても楽しめる内容になっている。 動物の鳴き声を活かした文章や短歌が結構な数紹介されていて、昔から日本人はダジャレが好きだったんだなって少し微笑ましい気持ちにもなった。

Posted by ブクログ