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ある犬の飼い主の一日 新潮クレスト・ブックス
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2023/04/26 |
JAN | 9784105901882 |
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ある犬の飼い主の一日
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商品レビュー
3.3
15件のお客様レビュー
中年男の1日。 人生には価値がある。 全然違うけれど、テッド・チャンの『あなたの人生の物語』を想起した。 私は主人公のヘンクとちょうど同じ年頃なので、その生々しさも弱々しさも気恥ずかしさもひっくるめて、切実に読んだ。犬には長く生きてほしい。
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- ネタバレ
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完全にジャケ買いですが、想像してたのとだいぶ違いました。いい意味で。 主人公がやや理屈っぽいのですが、その理屈っぽい文章を面倒臭いやつと思わずちゃんと読んでいくと、ハッとさせられることを言っていたり。 常人が気にも留めないようなことに、気付かされることが多々あり。(人間の意識的な部分と無意識的な部分を客観的に分析した描写が多いです。) 何回も読めば読むほど系だと思います。 個人的には、離婚していく過程の抗えない感や、死に対する捉え方などはグサグサ刺さり、心のメモに残しました。 ダークサイド抱えたおじさんですが、笑えるシーンも多々あり、応援したくなるキャラクターです。 性に対するマインドは日本人とは違うのであしからず。
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久しぶりに読んだ翻訳物。初老バツイチで犬と暮らす男の、それこそ朝目覚めた時から、酔って眠るまでの一日を、細やかに書いた小説。彼の独白、一人語りが主な部分だが、科学的な知識と、豊富な読書経験から波及して、彼の思考はどんどん深まっていく。あまり関係の良くない弟、良き理解者である姪、ご...
久しぶりに読んだ翻訳物。初老バツイチで犬と暮らす男の、それこそ朝目覚めた時から、酔って眠るまでの一日を、細やかに書いた小説。彼の独白、一人語りが主な部分だが、科学的な知識と、豊富な読書経験から波及して、彼の思考はどんどん深まっていく。あまり関係の良くない弟、良き理解者である姪、ご近所さん、別れた妻、、、互いの関係性とそれぞれとの歴史が丁寧に綴られる。そしてこの一日の中で、彼にとっての大きな出来事が、愛犬の病の発覚と新たな恋の始まり。まるで、呼吸するように物語を紡いでいく作者。読み終わる頃には、温かく幸せな気持ちが胸に満ちてくる、心地よい小説だった。全く畑違いだが、同じように一日の出来事を連続ドラマに仕立てた番組を思い出してしまった。人気の俳優を揃えながら、冗長で落胆させられる内容だった。比べるのもおかしな話だが、同じような一日の物語なのに、この満足感の違いときたら、と思った。
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