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下座見の子 本丸 目付部屋 13 二見時代小説文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 二見書房 |
発売年月日 | 2023/04/26 |
JAN | 9784576230511 |
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下座見の子
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商品レビュー
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2件のお客様レビュー
下座見(げざみ)という役職(?)を初めて知った。 この言葉も聞いた事が無かった。 そして、3.4歳から、下座見のお役目のためカルタなどで、学び続けていると! 家紋を見ただけで、理解していく者がいるので、この当時からの家柄が、今でも存続出来ているのだろう。 話は、第一話の「犬追い」...
下座見(げざみ)という役職(?)を初めて知った。 この言葉も聞いた事が無かった。 そして、3.4歳から、下座見のお役目のためカルタなどで、学び続けていると! 家紋を見ただけで、理解していく者がいるので、この当時からの家柄が、今でも存続出来ているのだろう。 話は、第一話の「犬追い」から、この下座見の子供の話になる。 大手門で、鑑札無しで通れぬ所に野良犬が闖入し、それを追う子供2人! そして、野良犬に、咬まれ大怪我をした幕臣! 誰が責任を負わせられるのか? 子供に非があるわけも無しだが、…… 老中 右近将監のお出ましで、五手掛かの評定も、よくわからないままであった。 最後に一番の被害者となったのは、門番家の五十日の逼塞であった。 「昇進」目付の妹尾十左衛門を目障りに思っている水野壱岐守忠見が、ふと漏らした妙案が、勘定奉行への昇進話! 十左衛門が、断ってみても、経費削減を立て直すのを丸投げしたい推薦人の水野! どうする? 三話の「先祖供養」に、十左衛門の昇進話の結果が、わかるようになっている。 しかし、若党の路之介の情のない冷酷無比な人物のために厳罰が、嫡男にも及ぶ。 15歳迄、遠島にはならないが、その年が、間近であり、島流しになってしまう。 唯一避ける方法は、出家の道しか無い! 路之介に取って、悲しい道のりである。 話は、慈昌院に路之介が、出家を促すようにして侵入して、吉野家との悪事を 十左衛門に報告し、右近将監にも、告発する。幕府の増上寺の子院に喧嘩を売った十左衛門。 20日の逼塞で終わった。 これで、第二話の昇進話も流れるという方向に! そして、路之介のこれからの門出に、どのような未来が、広がるのだろうと、思いながら本を閉じた。 悪を告白して、逼塞の罰、親の不始末で島流しか出家の道しか無いと言うのも、どうにかならないものか?と思った結末であった。
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江戸時代の江戸城の内側が知れて、しかも目付の仕事ぶりと、今昔代わりなく通づる上司と部下の信頼の中で務めを極める男たちのお話のこのシリーズ。 こんかいも、中老や老中と言った大きな武家と仕事を通して自分たちの真理を通そうとする目付け衆の働きぶりが心地よい。
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