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風よ あらしよ(下) 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2023/04/20 |
JAN | 9784087445084 |
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風よ あらしよ(下)
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商品レビュー
4.6
7件のお客様レビュー
最後で涙が出そうになりました。 自然と村の共同体から無政府主義の理想形を学んでいた伊藤野枝。彼女の人生は関東大震災での流言蜚語によって無惨にも終わらせられてしまいます。プロローグの前に書かれていた「声が、出ない」という語りと最後が繋がって、胸が押し潰されたように苦しくなりました。
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【2024年172冊目】 大杉栄と伊藤野枝。二人は夫婦であり、友人であり、同志であり、共に国を変えんと闘う革命家だった。関東大震災からスタートする物語は、終焉をを迎えるまで野枝の幼少期から順番に語られる。彼らは如何様に生きていたのか、ノンフィクション小説。 上巻は結構停滞しなが...
【2024年172冊目】 大杉栄と伊藤野枝。二人は夫婦であり、友人であり、同志であり、共に国を変えんと闘う革命家だった。関東大震災からスタートする物語は、終焉をを迎えるまで野枝の幼少期から順番に語られる。彼らは如何様に生きていたのか、ノンフィクション小説。 上巻は結構停滞しながら読んでましたが、下巻でどんどん引き込まれていきました。甘粕事件は名称を覚えていたものの、詳細は全く覚えておらず(習っただろうか)あまりの理不尽さに日本の暗い歴史を見たような心地に。 しかし、大杉も野枝も本当に不自由な時代ておいて、あんなに自由に生きていたのかと。咎められる所業もないわけではないのですが、村山さんの手腕で二人も周りの人たちもかなり魅力的に描かれているのがずるい。 歴史の授業ではきっとさらっと触れられてしまう事柄ですが、本書を通じて未来永劫語られていくのだろうと思いました。
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P306 〈人は死ぬ〉 P307 〈どのみち死ぬのなら、それまでにやれるだけのことはやってやる〉 大杉栄の言葉。 なぜそれほどまでに強く生きることができたのだろう。 読めば読むほどわからなくなってくる。 それが正直な気持ち。 野枝に呼ばれ用事を済ませる見張り役の巡査のほうがわか...
P306 〈人は死ぬ〉 P307 〈どのみち死ぬのなら、それまでにやれるだけのことはやってやる〉 大杉栄の言葉。 なぜそれほどまでに強く生きることができたのだろう。 読めば読むほどわからなくなってくる。 それが正直な気持ち。 野枝に呼ばれ用事を済ませる見張り役の巡査のほうがわかりやすい。 関東大震災で起きた悲劇。 いま、それに関連する著書を読んでいる。 そのとき何が起こったのか。 知るきっかけを村山由佳さんに作ってもらった。
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