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英国古典推理小説集 岩波文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2023/04/18 |
JAN | 9784003720028 |
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英国古典推理小説集
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英国における、推理小説というジャンルが確立されていく様子がわかる選集。 一作目がディケンズの『バーナビー・ラッジ』 ディケンズといえば、『クリスマス・キャロル』『大いなる遺産』等、有名な作品がたくさんあるけど、推理小説は初だった。そして書評をポーが書いているという。なんたる贅沢...
英国における、推理小説というジャンルが確立されていく様子がわかる選集。 一作目がディケンズの『バーナビー・ラッジ』 ディケンズといえば、『クリスマス・キャロル』『大いなる遺産』等、有名な作品がたくさんあるけど、推理小説は初だった。そして書評をポーが書いているという。なんたる贅沢! その他の作品も味わいがあり、最後は長編で読み応えがあった。ザ・古典で好きな感じだった。 推理なので内容書かないように気をつけると書くことなくなる…
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古びたのは否めないが、興味深く読めた。 ただ、オッターモールやイズリアルとか、最初読んだときはもっと感銘を受けたのにな。小六か中一か。あれから感性鈍ったんだな。
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英国最初期の推理小説群から、 その形式が洗練されていく過程を浮かび上がらせようという アンソロジー。 だが、あまりドキドキワクワクしなかった。 唯一、トマス・バーク「オターモゥル氏の手」は 〈奇妙な味〉風で私好みであり、楽しめる作品だった。 ■チャールズ・ディケンズ『バーナビー...
英国最初期の推理小説群から、 その形式が洗練されていく過程を浮かび上がらせようという アンソロジー。 だが、あまりドキドキワクワクしなかった。 唯一、トマス・バーク「オターモゥル氏の手」は 〈奇妙な味〉風で私好みであり、楽しめる作品だった。 ■チャールズ・ディケンズ『バーナビー・ラッジ』 (Barnaby Rudge,1841)第一章[跋] 長編歴史小説の序盤。 1775年3月、ロンドン郊外の酒場兼宿屋メイポール亭に 見慣れぬ客が現れ、 近くの屋敷の前で見かけた若い女性について訊ね、 メイポール亭の主人ジョン・ウィレットが、 それはジェフリー・ヘアデイル氏の姪だと答えると、 常連客の一人ソロモン・デイジーが 地元では有名な22年前の事件について語った。 屋敷で殺人が起き、 容疑者もまた遺体で発見されたのだ――と。 当夜、異変を察した人物が感じた恐怖が ありありと伝わってくる名調子。 □(付)エドガー・アラン・ポーによる書評: ①1841年5月1日付『サタデイ・イヴニング・ポスト』 にて、ポオは『バーナビー・ラッジ』において、 読者の想像力に特に強く訴えかける部分を紹介しつつ、 事件の核心に触れている。 ②1842年2月『グレアムズ・マガジン』で ポオは『バーナビー・ラッジ』では 暴動事件の恐怖に主軸が置かれたことで 殺人事件にまつわる読者の推理の興を削いでしまった ――と、作者の“軽挙”を批判。 ■ウォーターズ「有罪か無罪か」(Guilty or Not Guilty,1849) 作者不詳、但しウォーターズはウィリアム・ラッセルという ジャーナリストの筆名であるとの有力な説あり。 本作は作品集『ある警察官の回想』(1856年)収録。 スコットランド・ヤードの警察官である語り手〈私〉が 捜査した事件について。 ■ヘンリー・ウッド夫人「七番の謎」 (The Mystery at Number Seven,Johnny Ludlow Sixth Series,1899) 連作短編集《ジョニー・ラドロー》シリーズの一つ。 ジョニーの回想記の体(てい)で、 両親亡き後ジョニーと同居する継母と、 その再婚相手の郷士(スクワイヤ:squire)及び 彼の連れ子トッドらが出くわした事件が紹介される。 ■ウィルキー・コリンズ「誰がゼビディーを殺したか」 (Who Killed Zebedee?,1880) 死期を悟った男性が過去の過ちを告白し、 それを神父が書き取ったという体裁の小説。 語り手〈私〉は25歳のとき、ロンドン警察の一員として、 ある殺人事件の捜査に当たった。 クロスチャペル夫人の下宿屋に投宿していた ジョン・ゼビディー氏が妻に殺害されたらしいというのだが……。 ■キャサリン・ルイーザ・パーキス「引き抜かれた短剣」 (Drawn Daggers,1893) ダイヤー氏の事務所に勤務する女性探偵 ラヴデイ・ブルックが活躍するシリーズの一つ。 不可解な手紙とネックレス紛失という、 アントニー・ホーク邸に降りかかった変事の謎を解くラヴデイ。 ■G.K.チェスタトン「イズリアル・ガウの名誉」 (The Honour of Israel Gow,1911) ブラウン神父はスコットランドのグレンガイル城へ赴き、 素人探偵の友人フランボー及びクレイヴン警部と合流した。 二人はグレンガイル伯爵の生死を調査中だった。 狂気に満ちた家系の末裔である伯爵は失踪していたが、 国外へ出た形跡はなく、まだ城の中にいると思われ……。 ■トマス・バーク「オターモゥル氏の手」 (The Hands of Mr. Ottermole,1929) 中国系の老人クォン・リーを語り手とするシリーズの一つで、 切り裂きジャック事件に想を得たと思しい、 イースト・エンドでの連続殺人を扱った短編。 七名が絞殺された事件を追う若い新聞記者が 真相に辿り着いたのだが……。 ■チャールズ・フィーリクス「ノッティング・ヒルの謎」 (The Notting Hill Mystery,1862) クレメンツ法学院・秘密調査事務所のラルフ・ヘンダソンが 某生命保険会社取締役に送った1858年1月17日付の書簡。 ラ××男爵なる人物が妻を被保険者として契約した 巨額の生命保険に関する調査。 ラ××男爵が『ゾウイスト』誌掲載の記事を読んで、 ある計画を着想し、実行したと思われることについて。 ※後でもう少し細かいことをブログに書きます。 https://fukagawa-natsumi.hatenablog.com/
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