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英国古典推理小説集 岩波文庫
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英国古典推理小説集 岩波文庫

チャールズ・ディケンズ(著者), G.K.チェスタトン(著者), ウォーターズ(著者), 佐々木徹(編者), アンソロジー

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英国古典推理小説集 岩波文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2023/04/18
JAN 9784003720028

英国古典推理小説集

¥1,430

商品レビュー

3.8

9件のお客様レビュー

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2026/01/09

トリックではなく、推理小説の書き方の変遷を見るためのアンソロジーなのだが、やや変則的で、編者の好みを感じる(チェスタトンとウィルキー・コリンズはこの作品で良かったのか?など)。「オッターモール…」は本作で教えてもらって良かった一作。岩波文庫だと思えば妥当な一冊だと思う。ただ訳はや...

トリックではなく、推理小説の書き方の変遷を見るためのアンソロジーなのだが、やや変則的で、編者の好みを感じる(チェスタトンとウィルキー・コリンズはこの作品で良かったのか?など)。「オッターモール…」は本作で教えてもらって良かった一作。岩波文庫だと思えば妥当な一冊だと思う。ただ訳はやや読みづらい。

Posted by ブクログ

2025/08/13
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※このレビューにはネタバレを含みます

推理小説というジャンルの歴史を辿る。 まだ推理小説を誰も知らない頃に書かれた作品たちがだんだんと推理小説っぽくなっていく。謎があって、探偵がいて、推理する。ポーの書評にあるように、フェアだとか、伏線がちゃんとしているかとか、そういうのもまだ整っていない。ポーは結局謎を解き明かすより、謎を謎のままにしておく方をよしとしたと解説にはあるが、その他のおびただしい人たちが「犯罪(あるいは何らかの事件)が発生し、それを探偵役の人物(素人もしくは玄人)が論理的な推理を働かせて解決するプロセスを主眼とした物語」(p.3)である推理小説を作り上げてくれてよかったと思う。だって面白いもん。もちろん解かれない謎も面白いけど。 コリンズ「誰がゼビディーを殺したか」語り手=探偵役であり、しかも犯人は愛した人だったと気付く。正義感というよりは、愛する相手と結婚するために出世を求めて事件解明に勤しんで、得た結末がこれということに味がある。彼女の罪を問えなかったことを死を目前にして懺悔するスタイルなのもセンチメンタルでよい。推理小説が単なるパズルじゃない意味がある作品。 バーク「オターモゥル氏の手」割と早いうちに警官が犯人だと気付くけど、文体に面白さがあって印象的な作品。手がかりの出し方もフェアでだいぶ洗練されてきた感じがある。 フィーリクス「ノッティング・ヒルの謎」習作というのか、たくさんの手紙から手がかりを結びつけて謎を解いていくパターンだけど、解説でも指摘されているように日付等のミスがある。もし推理小説が確立してからならば読者にフェアであるために徹底的にチェックされた部分だろうと思うけど、この細かさで大量の手紙や証言を書いて真実を浮かばせる長編をジャンル初期に書いたところに、逆にエネルギーを感じる。今でいう超能力に推理の重大な部分がかかっているので、そこは現代ではNGだろうけど、当時はOKだった考えなのでそれはそれ。自分は勝手に眠くなる気体でも流して都合の良いようにしていたのかと思った。

Posted by ブクログ

2025/01/12

ブクログメンバーの書棚にあったもの。現代ミステリーの血なまぐさいものではないんだろうなあ、と思い読んでみたくなった。推理小説草創期の作品。書かれた年代順に配置。 いちばんおもしろかったのは「イズリアル・ガウの名誉」。最後に明かされる理由に思わずうなった。謎を解くのはブラウン神父...

ブクログメンバーの書棚にあったもの。現代ミステリーの血なまぐさいものではないんだろうなあ、と思い読んでみたくなった。推理小説草創期の作品。書かれた年代順に配置。 いちばんおもしろかったのは「イズリアル・ガウの名誉」。最後に明かされる理由に思わずうなった。謎を解くのはブラウン神父で、これまで実はブラウン神父ものを読んでみなくては、と思い読み始めたもののだめで放棄してしまっていた。が、ちょっと見直した。 何世紀にもわたってまともな領主のいなかった、グレンガイル城。この最後のグレンガイル伯爵が失踪した。残されたのは愚か者とみなされている召使のイズリアル・ガウだけだった。屋敷には、金の台の無いダイヤモンドの指輪、金の燭台のない蝋燭、金の煙草入れの無い嗅ぎ煙草、金の頭飾りのない杖、金のケースに入っていない時計のぜんまい仕掛け、そして・・ その理由をブラウン神父が解き明かす。・・なんとも。初出時の題名「奇妙な正義」がまとを得ている。 「オターモゥル氏の手」もおもしろかった。これは連続殺人鬼を追う、警察と新聞記者を描いたもので、記者はふとあることに気づき、犯人に行き着くのだが・・ これはドラマにしてもおもしろいんじゃないかと思った。 <収録作品と作品冒頭にある解説> 『バーナビー・ラッジ』第一章より チャールズ・ディケンズ著 1841 18世紀後半の反カトリック暴動を扱う歴史小説。時は1775年3月、舞台はロンドンから北東20キロのメイポール亭。 〇有罪か無罪か:ウォーターズ著(初訳)「チェインバース・エディンバラ・ジャーナル」(1849.8.25号に掲載) 〇七番の謎:ヘンリー・ウッド夫人(1814-87)著(初訳)「アーゴシー」1877.1月に掲載  〇誰がゼビディーを殺したか:ウィルキー・コリンズ(1824-89)著 「スピリット・オブ・ザ・タイムズ」(NY 1880.12.25 号に掲載)単行本収録時には「警察官と料理人」に改題 〇引き抜かれた短剣:キャサリン・ルイーザ・パーキス(1839-1910)著(初訳) 「ラドゲイト・マンスリー」1893.6月号に掲載。主人公は30過ぎの”全く目立たない”女性ミス・ブルックで、ロンドンのリンチ小路にあるエビニーザー・ダイヤー氏の探偵事務所で働いている。二人は仲がいいのだがよく口論するという設定。ミス・ブルックが生き生きとしている。 〇イズリアル・ガウの名誉:G・K・チェスタトン(1874-1936)著 「サタディ・イブニングポスト」(フィラデルフィア1911.3.15日号に掲載。のちに「ブラウン神父の童心」に収録」 初出時のタイトルは「奇妙な正義」 〇オターモゥル氏の手:トマス・バーク(1886-1945)著 1931  1929年発表 自らが生まれ育ったロンドンの貧民街の風俗を描いた。本作は19世紀末に場末のイースト・エンドで起こった「切り裂きジャック」による連続殺人事件を下敷きにしたと考えられる。が、自動車やバスの記述があるので時代設定は20世紀初頭らしい。 〇ノッティング・ヒルの謎:チャールズ・フィーリクス(1833-1903)著 「ワンス・ア・ウィーク」に1862.11月-63年1月に8回にわたって連載。(初訳)  双子の姉妹の謎と事件?を描く。全体が日付入りの手紙や裁判記録などによってあり、地の文がない。なにかとても読みずらく、読み進められなかった。巻末に訳者による双子の姉妹の年表がついていて、姉妹の人生はこれである程度わかる。 2023.4.14第1刷 2023.5.25第2刷 購入

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