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心理学をつくった実験30 ちくま新書1719
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心理学をつくった実験30 ちくま新書1719

大芦治(著者)

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心理学をつくった実験30 ちくま新書1719

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2023/04/07
JAN 9784480075444

心理学をつくった実験30

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商品レビュー

3.5

7件のお客様レビュー

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2024/01/18

高橋昌一郎・新書ブログから。心理学といえば、大学時代に何となく面白そうだから選択したところ、思っていたのと違っててガッカリ、っていう思い出が…。さすがに今、そんなゲーム的イメージは持ってないんだけど、じゃあどんな学問かと問われると、言葉を濁すしかない。そんな自分なので、歴史的実験...

高橋昌一郎・新書ブログから。心理学といえば、大学時代に何となく面白そうだから選択したところ、思っていたのと違っててガッカリ、っていう思い出が…。さすがに今、そんなゲーム的イメージは持ってないんだけど、じゃあどんな学問かと問われると、言葉を濁すしかない。そんな自分なので、歴史的実験のあれこれを、系統立てて説明してくれる本書はうってつけ。既知のものも結構あり、全体を通して難解なイメージも持たずに読み進められたのも良かった。

Posted by ブクログ

2023/11/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

心理学の実験っておもしろそうだな〜と思い、電子書籍で購入。しかし、心理学超初心者の私にとっては専門的過ぎて難しかった。 心理学が行われた社会情勢やら、学者の簡単な生い立ちやらが書かれているので、実験やその結果だけじゃ物足りない方にはかなり読み応えのある本だと思う。 心理学についてもう少し勉強したあとにまた読むかもしれない。 以下、覚えておきたいもの ・数字や単語を1度だけ聞かされてその場で思い出せるのは7個プラスマイナス2個。音や光や色や味などを1度に区別できる数も同じ。 ・意識して頑張って覚えても、あっという間に忘れていく。記憶の保持率は、19分後で60%、1時間後で50%、1日後で30%。ただし、その後はそれほど低下せず、6日後は30%弱、31日後には21%程度は覚えている。 →7、8割はすぐに忘れるが、残った2、3割は意外に忘れない。 ・記憶するときには、まず、思い出す手がかりとなるような文脈に紐付けしてその文脈と一緒に記憶する。 ・人間の記憶は外からの圧力に弱く、自分の記憶と矛盾するような情報が入ってくると、その追加情報ともともと持っている情報とを折衷しようとして、すでにできあがっている記憶を簡単に再編成してしまう。 ・抑うつ傾向のある人は状況を正確にとらえるが、精神的健康の高い人は、自分でコントロールできていないものもコントロールできていると自分の都合のいいように歪めて認知する。 ・自分で決めたと思った瞬間よりも前に、動作が開始されている。自分の意思で決断した瞬間は、何にも左右されず自分で決断した瞬間ではなく、無意識的に決定された行為に対し、意識が気付いた瞬間に過ぎない。 ・人は、明らかに「おかしい」「人道的に問題がある」と思われるようなことでも、簡単に多数派に同調したり、権威者に服従してしまう。 ・人の判断は、論理的に見て適切かどうかではなく、意識の中でバランスが取れているか、違和感がないかを問題にしている。 ・外発的動機づけは、内発的動機づけを抑制する。 ・コントロール不可能な状況に置かれると、自分の力ではどうにもならないということを学習して無気力になってしまう。(学習性無力感) ・目標は2つに集約される。 学習目標…学習することによって自分の知識を増やし、自分の技能や見識を高めることを目標にする。人間の能力、資質は努力次第というマインドセットを持つ。 遂行目標…良い成績をとって競争に勝つこと、良い業績を達成することで社会的な評価や報酬を得ることなどを目標にする。人間の能力、資質は生まれつきというマインドセットを持つ。 →学習目標を持っている人の動機づけは比較的安定するが、遂行目標を持っている人は、学習性無力感に陥る可能性が高い。 ・事実でなくても、思い込みや期待から、「こうなるだろう」と予測すると、実際にそのような状況を引き起こす行動を知らないうちにしてしまい、結果的にその思い込みに基づく予測と同じ結果を招いてしまう。(自己充足的予言)

Posted by ブクログ

2023/09/13

心理学を初めて学ぶ大学1年生にとってはいい教材である。新書でもあり1000円以下なのでテキストに持って来いである。実験の基本線は押さえているが、その後の反証が書かれていない。例えばマシュマロ実験について、実際は親の養育態度が関連していることも書かれていないし、ワトソンの実験でも白...

心理学を初めて学ぶ大学1年生にとってはいい教材である。新書でもあり1000円以下なのでテキストに持って来いである。実験の基本線は押さえているが、その後の反証が書かれていない。例えばマシュマロ実験について、実際は親の養育態度が関連していることも書かれていないし、ワトソンの実験でも白いものを怖がる一般化はできなかったということなど、有名な実験ゆえに、例外があることまでは書かれていない。つまりフォロー実験が終えていないという欠点がある。しかし逆に、フォロー実験の結果を教員が教えるという余地があるということを含んでいるテキストである。  認知心理学が半分を占めていて、さらに発達心理学を含む教育心理学が半分を占めていて、社会心理学はほんのわずかである。これは、社会心理学を別に科目として教えることを考慮した章立てであろう。  いままで、精神医学やフロイトの精神分析を入れるといった特殊な新書が心理学のテキストとして用いられることがあったが、日本でもやっとまともな新書の心理学のテキストができたと考えられる。

Posted by ブクログ

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