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ノヴァ・ヘラス ギリシャSF傑作選 竹書房文庫
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ノヴァ・ヘラス ギリシャSF傑作選 竹書房文庫

アンソロジー(著者), フランチェスカ・T.バルビニ(編者), フランチェスコ・ヴァルソ(編者), 中村融(訳者)

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ノヴァ・ヘラス ギリシャSF傑作選 竹書房文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 竹書房
発売年月日 2023/04/05
JAN 9784801932807

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商品レビュー

3.8

8件のお客様レビュー

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2025/06/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

クオリティーの高いアンソロジーだった。どの短編も面白かった。 『ローズウィード』は過度な温暖化により都市が水没した未来が描かれていた。風刺がきいていてこの先どうなるのかを長編で読みたいと思わされた。 『社会工学』は主人公のキャラクターが良い。たった一人で拡張現実を壊して見せたところが小気味よく、人間の考え出したシステムの脆弱性や人間の愚かさが可視化されたようだった。どれだけ誤魔化そうとも本当の現実からは逃れられないのだ。 『人間都市アテネ』は人本主義を悪用したような話で、最後に記憶を消される一文をサラッと入れているところが非常に良かった。どれだけ人々のためだと説こうとも、本音では管理対象なのだと読者に分からせる仕組みが秀逸。 『われらが仕える者』は人造人間目線で人間との交流を描いているところが切なく、だからこそ価値のある話だったと思う。人間の管理から逃れられない運命にありながら、命に換えてでも自分としての一歩を踏み出せたのは、友情で結ばれた人間がいたからだった。胸を締め付けられるが良い作品だった。 『アンドロイド娼婦は涙を流せない』は想像で補うしかない部分もあるが、ブリジットの魅力が私にも分かる気がして記憶に残る作品。 訳者あとがきによると、未来のアテネを想像しようという企画から生まれたアンソロジーとのことで、近未来のさまざまなギリシャの姿を楽しめたのがよかった。

Posted by ブクログ

2024/11/01

https://opac.lib.hiroshima-u.ac.jp/webopac/BB04030742

Posted by ブクログ

2024/09/23

11名の作家によるギリシャを舞台にしたSF短編小説アンソロジー。 めちゃめちゃ良い本だと思った。馴染みの無い地名や人名の感じに慣れるのに少し苦戦したが、そこを越えるととても豊かな物語が広がっていた。 ギリシャ、ひいては世界が抱える社会問題を含んだディストピアやポストアポカリプスな...

11名の作家によるギリシャを舞台にしたSF短編小説アンソロジー。 めちゃめちゃ良い本だと思った。馴染みの無い地名や人名の感じに慣れるのに少し苦戦したが、そこを越えるととても豊かな物語が広がっていた。 ギリシャ、ひいては世界が抱える社会問題を含んだディストピアやポストアポカリプスな話がほとんどだが、そんな世界を絶望しながらも強かに生きていく登場人物たちに胸打たれる。作家ごとに異なるSF的要素も魅力だが、そこに乗ってくる様々な感情に揺さぶられる感じがした。 ギリシャは「SF発祥の地」と言える国だが、ジャンルが花開いたのは2000年代に入ってからだそう。そんな中で11名の作家陣が見つめた、ギリシャという国と描き出した未来の物語には、ギリシャ文芸の歴史と力がギュッと込められているのを感じた。 マイナージャンルで装丁も凝っているので文庫本として値段はまあまあ高いが、それを差し引いても一読の価値があると思う。

Posted by ブクログ

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