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文明交錯 海外文学セレクション
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文明交錯 海外文学セレクション

ローラン・ビネ(著者), 橘明美(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2023/03/30
JAN 9784488016852

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4.2

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みんなの感想まとめ
  • 歴史改変小説
  • インカ逆転征服
  • スペイン視点逆転
  • 銃と病原菌の影響
  • 文化交差点の冒険
  • 大胆な歴史再考
  • ヨーロッパの運命変化
  • 知識人向けの挑戦的作品
  • 史実とフィクションの融合
  • 読者を魅了する視点

歴史の転換点を逆転させ、インカ帝国がスペインを征服するという大胆な設定を描いた作品は、視点を変えることで「善」や「野蛮」の概念を問い直します。著者は、ジャレド・ダイヤモンドの「銃・病原菌・鉄」にインスパイアを受け、もしインカの人々が鉄や銃、免疫を持っていたなら、世界はどのように変わったのかを探求します。物語は、実在のアイルランドのサガから始まり、コロンブスの登場、インカ皇帝アタワルパの生涯を経て、最後にはセルバンテス風の冒険が展開されます。歴史の知識があればさらに楽しめる要素が多く、訳注を活用することで物語の深みにより没入できるでしょう。史実とフィクションが巧みに融合し、読者を魅了する新たな視点を提供します。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2026/09/13

歴史改変小説。 冒頭で予期せず『ヴィンランド・サガ』のネタバレを喰らったが、楽しく読めた。今作の白眉は「太陽神の九十五か条の提題」かと思うが、特にキリスト教世界を糾弾したいといかではなく、淡々と異なる文明からみた「違和感」を指摘している温度感なのが印象に残った。 歴史は変わっても...

歴史改変小説。 冒頭で予期せず『ヴィンランド・サガ』のネタバレを喰らったが、楽しく読めた。今作の白眉は「太陽神の九十五か条の提題」かと思うが、特にキリスト教世界を糾弾したいといかではなく、淡々と異なる文明からみた「違和感」を指摘している温度感なのが印象に残った。 歴史は変わっても各国が宗教観や領地を巡って争うのは変わらないし、史実とは異なる運命を辿ったアタワルパの死因が、かなり人間的な欲求によるもので、その良くない普遍性も淡々と描いてるのも印象的だった。

Posted by ブクログ

2026/08/20

鉄、銃、馬、病原菌。これらがすでにインカの人々の手に渡っていたら? 史実とは逆に、インカ帝国がスペインを征服するという設定の歴史改変小説。 「アタワルパがスペインへ行って征服する」という筋書きを決め、あとは自由に想像する手もあったはず。しかし本作は、膨大な資料をもとに実在の人物...

鉄、銃、馬、病原菌。これらがすでにインカの人々の手に渡っていたら? 史実とは逆に、インカ帝国がスペインを征服するという設定の歴史改変小説。 「アタワルパがスペインへ行って征服する」という筋書きを決め、あとは自由に想像する手もあったはず。しかし本作は、膨大な資料をもとに実在の人物をチェスの駒のように配置し、歴史を綿密にシミュレーションして、4年をかけて書かれたそうだ。ここまで作り込んだからこそ、まるで本当にあった歴史を追体験するかのような物語になったのだと思う。特に、宗教観の対立をめぐる人々の心の動きが興味深かった。 キリスト教会の前に貼られた、 『太陽神の九十五か条の提題』は、ルターの『九十五か条の論題』をインカ側から反転させたもの。 「太陽神は嫉妬せず、民を選ばず、少数を救ってその他を闇に葬るようなことをせず、地上の全ての人間を恵の光で照らす」 選民思想はなく、すべての人が平等に救われ、死によってすべての義務から解放される。当時、贖宥を得るために財産を削っていた市井の人々には、ルターとはまた違う衝撃を与えたのではないか。そんなことを想像してしまう。 そのルターが、未知の宗教を何でも自分の知っているキリスト教の枠組みに当てはめようとする姿も印象的だった。自分の知っている世界を基準にしか未知のものを理解できないという姿は、文明と文明が出会ったときに起こる「異文化理解」の難しさそのものにも見えた。 インカの人々、メキシコの人々、ヨーロッパの人々。 この世界は、この先も戦争を繰り返したのだろうか。2026年現在には落ち着いているのだろうか。 それぞれの宗教観や文化が混ざり合ってできた、もうひとつのヨーロッパに行ってみたいと思った。

Posted by ブクログ

2026/08/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

歴史改変・考察ものではない。インカ帝国がスペイン征服という雑な設定のナンセンスさを楽しむための本だと思う。史実の人物・事件・作品を知る人に向けて作られた、元の歴史とは違うところを読み比べ、その違いを楽しむ作品なのだろう。世界史選択者ならトマス・モアとかルターとかラス=カサスとかアルハンブラ宮殿に聞いたことあると思いつつ読み進められるが、元ネタを知らないと面白さはあまり伝わらないのではと思った。

Posted by ブクログ

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