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忘却の整理学 ちくま文庫
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忘却の整理学 ちくま文庫

外山滋比古(著者)

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忘却の整理学 ちくま文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2023/03/13
JAN 9784480438706

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忘却の整理学

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商品レビュー

4.2

11件のお客様レビュー

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2024/09/01
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※このレビューにはネタバレを含みます

『思考の整理学』の著者による忘却に関するエッセイ。2009年に書かれたものを文庫にしたもの。エッセイなので理論的裏付けがないことに留意して話半分程度で聞いたほうがよさそう。 人の記憶について気になっていたので読んでみた。 忘却によって記憶がまだらになる(=選択的忘却)ことはコンピューターにはできないことで、人間にしかできない活動には忘却が必要になるという趣旨の話が印象的だった。

Posted by ブクログ

2024/07/15

これまで「忘却」を敵視してきた。試験に合格するためには、できる限り頭に詰め込んで詰め込んで、吐き出す。試験の前に忘れるなど、言語道断である。 大学受験前、あれほど知識を詰め込んだのに、どれだけのことを覚えているだろう。 コンピュータの発達により、自分の力でおぼえている必要がない...

これまで「忘却」を敵視してきた。試験に合格するためには、できる限り頭に詰め込んで詰め込んで、吐き出す。試験の前に忘れるなど、言語道断である。 大学受験前、あれほど知識を詰め込んだのに、どれだけのことを覚えているだろう。 コンピュータの発達により、自分の力でおぼえている必要がないことは増えた。はずである。なのにどうしても、忘却への敵視というか、恐怖心というものがつきまとう。忘却=できない人間と見られないか。 そのために本を読み、教科書をよみ、単語帳を読み、詰め込みまくる生活である。最近、思考停止を感じることが増え、危機感と恐怖感に苛まれていた。もしかしたら私は『知的メタボリックシンドローム』なのかもしれない。 これまで頭に入れることしか考えず、吐き出すことを真剣に考えてこなかった。吐き出すとはそのまま答えを答案に書くことではない。自分にとって必要ない部分は忘れ、その上で自分の思考を深め、言葉を紡ぐ。知識を入れすぎても、適切な消化吸収排泄の作業がなくては、無駄な脂肪ばかり溜まって動けなくなる。忘却の力を借りることで、メタボリックシンドロームの解消を図りたい。 最近、本を読んで感想を書けるようになった。むしろ残したくなったし、それによって頭が整理される感覚が出ていた。この本を読んで、その作業自体を肯定されている感覚を得た。頭の回転が速い人、へずっと憧れを持っていたが、それは知識を詰め込んだ人ではなく、適切に忘却と思考を繰り返しているからこその為せる技なのかもしれない。本を読んで、忘れて、考える。忘れることを恐れず、思考することを避けないことで、知識だけに縛られない、新しい世界にたどり着けるのかもしれない。

Posted by ブクログ

2024/06/06

あたらしく記憶し、思考するために忘却する 忘却は忌み嫌われる物ではなく、必然なのだと 心強く考える力を与えて頂けるもの 記録 記憶 忘却 理解 複雑な絡み合いの中 美しい過去の記憶、悲しい過去が出来上がっているのだと、そうなんだなぁと思えること、この年のなると多々あり 忘却力を ...

あたらしく記憶し、思考するために忘却する 忘却は忌み嫌われる物ではなく、必然なのだと 心強く考える力を与えて頂けるもの 記録 記憶 忘却 理解 複雑な絡み合いの中 美しい過去の記憶、悲しい過去が出来上がっているのだと、そうなんだなぁと思えること、この年のなると多々あり 忘却力を 今読んでる 忘れる脳力 で養おう 思ってます しかし 外山滋比古さんのエッセイはどれも面白いと言うと失礼かな、楽しいですねー

Posted by ブクログ

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