1,800円以上の注文で送料無料

禁断領域 イックンジュッキの棲む森 宝島社文庫
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 文庫

禁断領域 イックンジュッキの棲む森 宝島社文庫

美原さつき(著者)

追加する に追加する

禁断領域 イックンジュッキの棲む森 宝島社文庫

定価 ¥850

110 定価より740円(87%)おトク

獲得ポイント1P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

1/2(木)~1/7(火)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 宝島社
発売年月日 2023/03/07
JAN 9784299040619

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

1/2(木)~1/7(火)

禁断領域 イックンジュッキの棲む森

¥110

商品レビュー

3.2

27件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/11/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

霊長類について研究している大学院生の父堂季華。アメリカの企業から依頼を受けた指導教官の黒澤らとともにコンゴにボノボの生態調査に参加する。現地の調査地点に向かう一行の前に親を亡くしたという少年が現れる。拠点の村に少年は保護され調査が始まるが、何かに殺された多くの肉食獣の死体が発見される。その夜、何者かに村が襲われ…。 このミス文庫グランプリ受賞作だが、ミステリー要素はなし。パニック映画的な感じ。イックンジュッキという新種の霊長類に襲われて、生命の危機を感じる中でサルを愛する季華が見たものとは。 季華の性格がだいぶ個性的。正直自分勝手で自分を高く見積り過ぎてて、うーん…。序盤はそれが特に顕著なので読み進めるのが結構苦痛。ある程度進むと慣れるし、最後はだいぶ改善されているのだけど。 あと、ビーリャ少年がかわいそうだった。何も信じられないね。

Posted by ブクログ

2024/07/24

コンゴでの道路建設に関し、貴重な野生動物であるボノボの生態調査を引き受けた霊長類学者たち。ジャングルの奥へ踏み入った彼らを待ち受けていたのは、とんでもない怪物だった。スリルたっぷりのパニックサスペンスです。 UMAとして認識されている「ライオンイーター」が実在するのか、ということ...

コンゴでの道路建設に関し、貴重な野生動物であるボノボの生態調査を引き受けた霊長類学者たち。ジャングルの奥へ踏み入った彼らを待ち受けていたのは、とんでもない怪物だった。スリルたっぷりのパニックサスペンスです。 UMAとして認識されている「ライオンイーター」が実在するのか、ということに関しては、これはもう物語の流れ上間違いなくいるんだよな、でもって怪物の正体もそれだよな、と分かりますが。しかしそれがいったいどういう生物なのか、そしてなぜ残虐な殺戮を繰り広げるのか、といった部分もきちんと掘り下げられていて、リアルな恐ろしさがありました。人間と獣の違いは何なのか、というあたりも考えさせられます。人間だけが賢明で理性的だなんていうのは、ただの思い込みにすぎませんね。 しかし一番印象的だったの、ジャングルでの料理の描写でした(笑)。おいしそうだったり、そうではなかったりするのですが。食べてみたい……とは思わないか?

Posted by ブクログ

2023/11/17

うーん…、これは、どうして『このミス』文庫グランプリになったんだろうな…。 設定そのものは面白くなる要素を多分に含んでいる。オープニングで、謎の生物によって学者が殺されてしまうのもその後の展開を示唆していて興味が惹かれるし、コンゴのジャングルやサバンナを舞台に話が展開していくの...

うーん…、これは、どうして『このミス』文庫グランプリになったんだろうな…。 設定そのものは面白くなる要素を多分に含んでいる。オープニングで、謎の生物によって学者が殺されてしまうのもその後の展開を示唆していて興味が惹かれるし、コンゴのジャングルやサバンナを舞台に話が展開していくのも次はどんな展開が待っているんだろうとワクワクする。 しかし、何よりキャラクターの設定が、痛い。主人公の大学院生はかなり現実離れしたマンガのキャラクターみたいでリアリティがなく、セリフに全く感情移入できない。思考が深く描写されることもないので、中身を知って親しむこともできない。また、主人公を取り囲む登場人物達も、B級映画のキャラクターのような、悪い意味でステレオタイプな性格や言動を付与されていて、会話の場面を楽しむことができない。それぞれのキャラ設定を活かし切るところまで達していないというか、すごく表面的な印象を受けてしまった。 また、要所要所でちょっと無理のある強引な辻褄合わせがあったり、凄惨な殺戮現場を経験した割には登場人物達の心理がたいしてダメージも受けず呑気にすぐ元気になっていたりと、「いやいや、一般的に考えてそんなわけないのでは…」と感じてしまうシーンが多くて物語に入り込めなかった。カギとなる少年の設定も、言語能力の問題含めちょっと無理があるように感じた。 思い切って手を入れて映画化とかしたらそれなりに面白いかもしれない。

Posted by ブクログ