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禁断領域 イックンジュッキの棲む森 宝島社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 宝島社 |
発売年月日 | 2023/03/07 |
JAN | 9784299040619 |
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禁断領域 イックンジュッキの棲む森
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商品レビュー
3.3
26件のお客様レビュー
コンゴでの道路建設に関し、貴重な野生動物であるボノボの生態調査を引き受けた霊長類学者たち。ジャングルの奥へ踏み入った彼らを待ち受けていたのは、とんでもない怪物だった。スリルたっぷりのパニックサスペンスです。 UMAとして認識されている「ライオンイーター」が実在するのか、ということ...
コンゴでの道路建設に関し、貴重な野生動物であるボノボの生態調査を引き受けた霊長類学者たち。ジャングルの奥へ踏み入った彼らを待ち受けていたのは、とんでもない怪物だった。スリルたっぷりのパニックサスペンスです。 UMAとして認識されている「ライオンイーター」が実在するのか、ということに関しては、これはもう物語の流れ上間違いなくいるんだよな、でもって怪物の正体もそれだよな、と分かりますが。しかしそれがいったいどういう生物なのか、そしてなぜ残虐な殺戮を繰り広げるのか、といった部分もきちんと掘り下げられていて、リアルな恐ろしさがありました。人間と獣の違いは何なのか、というあたりも考えさせられます。人間だけが賢明で理性的だなんていうのは、ただの思い込みにすぎませんね。 しかし一番印象的だったの、ジャングルでの料理の描写でした(笑)。おいしそうだったり、そうではなかったりするのですが。食べてみたい……とは思わないか?
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うーん…、これは、どうして『このミス』文庫グランプリになったんだろうな…。 設定そのものは面白くなる要素を多分に含んでいる。オープニングで、謎の生物によって学者が殺されてしまうのもその後の展開を示唆していて興味が惹かれるし、コンゴのジャングルやサバンナを舞台に話が展開していくの...
うーん…、これは、どうして『このミス』文庫グランプリになったんだろうな…。 設定そのものは面白くなる要素を多分に含んでいる。オープニングで、謎の生物によって学者が殺されてしまうのもその後の展開を示唆していて興味が惹かれるし、コンゴのジャングルやサバンナを舞台に話が展開していくのも次はどんな展開が待っているんだろうとワクワクする。 しかし、何よりキャラクターの設定が、痛い。主人公の大学院生はかなり現実離れしたマンガのキャラクターみたいでリアリティがなく、セリフに全く感情移入できない。思考が深く描写されることもないので、中身を知って親しむこともできない。また、主人公を取り囲む登場人物達も、B級映画のキャラクターのような、悪い意味でステレオタイプな性格や言動を付与されていて、会話の場面を楽しむことができない。それぞれのキャラ設定を活かし切るところまで達していないというか、すごく表面的な印象を受けてしまった。 また、要所要所でちょっと無理のある強引な辻褄合わせがあったり、凄惨な殺戮現場を経験した割には登場人物達の心理がたいしてダメージも受けず呑気にすぐ元気になっていたりと、「いやいや、一般的に考えてそんなわけないのでは…」と感じてしまうシーンが多くて物語に入り込めなかった。カギとなる少年の設定も、言語能力の問題含めちょっと無理があるように感じた。 思い切って手を入れて映画化とかしたらそれなりに面白いかもしれない。
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ストーリーにとても勢いのあるパニックサスペンス。主人公がかなりの変人で、感情がおいてかれてかれてしまったのが残念。終盤での、人と獣の違いの描写はとても良かった。
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