喫茶店のディスクール

オオヤミノル(著者)

• 販売会社／発売会社: 誠光社/トランスビュー
• 発売年月日: 2023/02/01
• JAN: 9784991114946

商品レビュー

2024/06/18

細かいところで思うところはあるけど、語り口がちょうどいいし、確かにそうだよねって思うところもたくさんあった
こういう忌憚のない（いろんなところへはもちろん敬意は払っていると思う）文章はSNS上ではなかなか素直には受け入れられないし、本、ローカルの出版ならではだなぁと

●資本主義
資本主義に翻弄され過ぎずに、よいものを作り続けるって、言うは簡単なんだけどなかなか難しいことだけど、そうなりたいし、そういう人たちを応援する活動していこう（Amazon使わないとか）

●クラウドファウンディング
クラファンに感じていた違和感を明瞭に言語化してくれた けっきょく中抜きされたり、返礼品作るのに必死でやりたいことが疎かになったり、、、ふるさと納税とかも一緒だね

●インディーズの話
生き残るために雑誌に紹介される、変な延命措置
だから最近は雑誌に載ってる店にあまり行かない笑

●デジタルアナログ
アナログはカスタムしやすい、直しやすくて長く使い続けられる

●ローカリティ
これを考え出すと、コーヒーなのかとなる、もちろん国産のコーヒー豆を作るのはひとつのやり方なんだけど、日本に適していない作物を作るのが果たしていいのか 最近コーヒー以外の選択肢を探さないとと思っていたこととも重なって考えたいと思った

2023/05/04

文句はなぜ出てくるのか？この年齢になると言いたくなる人が一定数出てくる気もする。そのメカニズムについて考えながら読んだ。まず文句を言う人は左翼というか、理念先行というか、理念が好きな人が多いだろうと思います。理念はたまに人を間違っていると思われるようなところに連れて行く。まあ理念も完全なものではないのでそういうことはある。それは仕方のないことだと僕は思うんだけど、文句を言う人は、何故か理性というシステムへの批判ではなく世の中への批判になっちゃう人なんじゃないかと。この本も指摘は全部その通りだと思うけど、この批判はどこにもいかないなと思いました。京都文化が育む隙間が救いになるならそんな本が読みたい。

2023/03/07

長い時間をかけて様々な営為の中から滲み出たような思想、思考。
それらは根源的で時にちょっとヒネていたりする。
何度も読んで自分の中に染み込ませていきたい。
その時に自分の中に湧き上がるものを大事にしたい。