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楊花の歌
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2023/02/24 |
| JAN | 9784087718294 |
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楊花の歌
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商品レビュー
3.8
14件のお客様レビュー
1941年日本占領下の中国福建省厦門 お嬢様だったリリーは、生家の没落で大阪松島遊廓から逃走し、上海、広州、香港と渡り歩き、廈門に辿り着く そして廈門に辿り着いたリリーは、抗日活動家の楊に従い、カフェーで女給として働きながら諜報活動をする そんなある日、楊という男から日本軍諜報員...
1941年日本占領下の中国福建省厦門 お嬢様だったリリーは、生家の没落で大阪松島遊廓から逃走し、上海、広州、香港と渡り歩き、廈門に辿り着く そして廈門に辿り着いたリリーは、抗日活動家の楊に従い、カフェーで女給として働きながら諜報活動をする そんなある日、楊という男から日本軍諜報員の暗殺を指示され、その実行者として、琥珀色の瞳と蛇の刺青が印象的なヤンファという女性を紹介される 中秋節の晩をきっかけに強くヤンファに惹かれていくリリー 彼女と過ごす時間だけが生への実感を持てるひとときになっていた。しかし、楊から秘密裏に課されていた指令は、暗殺に失敗した場合はヤンファを殺せというものだった… ものすごいスパイものかと思えば、そうではなく、強い絆で結ばれたリリーとヤンファの物語! やっぱり運命ってあるんだね! 「ゆりあ先生の赤い糸」じゃないけど、出会うべき人ってのはどうやったって出会っちゃう運命なんだよね… クリスマスイヴにこんな素敵な作品を読み終えるけとができて本当に良かった♪ これがデビュー作品だなんて、やっぱり才能ってすごい! これからも青波杏さんの作品は間違いなく追いかけていきますわ… 青波杏さんが男性の作家さんだったってことには驚いたけどね…(笑) でも、占領下の台湾先住民の話は私の知識をはるかに超えてた! まだまだ知らないことばかりだね…
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戦争によって台湾、日本の人々が荒波に飲み込まれて子どもたちが犠牲となる。他著の高雄港の娘の話はキレイな話だったがこちらは戦争孤児から蹴倒されながらたくましく、そしてコマのようにわからない状態で必死に生きていくそんな強さと何もわからない世の中で頭の回転が早くなければ立ち回れないよう...
戦争によって台湾、日本の人々が荒波に飲み込まれて子どもたちが犠牲となる。他著の高雄港の娘の話はキレイな話だったがこちらは戦争孤児から蹴倒されながらたくましく、そしてコマのようにわからない状態で必死に生きていくそんな強さと何もわからない世の中で頭の回転が早くなければ立ち回れないような生活がビシビシと伝わってくる。 何故生きていくのか、あいつの思うようにはさせないというプライドが生きていく糧となっているのか?ヤンファは優しくされた日本の女の子ともう一度会いたいという思いで生きていたのかも知れない。 人それぞれ生きぬこうという意志は違うのだと思うと私は何を目的、糧に生きていかなくてはいけないのだろうか?と考えてしまう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
小説すばる11月号の新人賞フェスに載ってた日月潭の朱い花、がとても良かったが、どうも作者の名前に見覚えがあったので調べてみたら、以前単行本発売の際に冒頭だけ載せるというずるいことをしていた楊花の歌の作者じゃないか、ということでこれも読んでみたくなった。お金を節約したいのもあって図書館で借りて読み終わった。 新作同様、会話やシーンのリアルさがすごい。 中国に住む日本人スパイと中国人スパイの、暗殺ミッションを通した心のやり取り… かと思いきや、二転三転というわけではないがだいぶ展開が変わってくる。 元々の話の流れだとどちらかが死ぬんだろうなと思ってたがそんなこともなく、それぞれのバックグラウンド、主に楊花の方のバックグラウンドが語られ、舞台である1941年と行ったり来たりする。 出てくる登場人物が全て善意/悪意の第三者ではなく、誰かのスパイということが分かってきて、でもみんな少しだけ優しくて、なのに死んでいって、悲しくなる。 主人公はミッションとしてはターゲットのすぐ近くにいるというかなり重要なポジションではありながら、詳細については何も知らず、ただ流されて生き、そして生き延びる。 中国の話かと思いきや、舞台にはほぼならないが、登場人物の多くが台湾人。しかも楊花は台湾原住民の出身で、ジピンという新しい部族に追いやられ、滅ぼされ… って、ジピンってジャパンじゃないか!結局は日本の侵攻により被害を受けた人たちばかりで、日本人である主人公に悪意をぶつけるけど、彼らもそんなことしたって意味ないのを分かっており… ただただ悲しい。 でも最後は殺し合いもなく、主人公と楊花が再会して幸せに… 暮らせるのかなぁ。
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