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はなればなれに 新潮文庫
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はなればなれに 新潮文庫

ドロレス・ヒッチェンズ(著者)

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はなればなれに 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2023/02/25
JAN 9784102402719

はなればなれに

¥550

商品レビュー

4.5

4件のお客様レビュー

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2023/12/13

元々はゴダール監督により映画化されたものらしいが、邦訳は初めて。 20歳過ぎの前科持ちの若者2人と夜間学校に通う17歳の女子が主人公。女子が住んでいる叔母の家の良からぬ大金を手にしようと画策するのだが、、主人公だけでなく、登場人物の心理描写がとてもリアルで、入り込んでしまった。

Posted by ブクログ

2023/09/07

1958年の作品、1964年にはフランス、ヌーヴェル・ヴァーグの旗手ゴダール監督により映画化された。 邦題「はなればなれに」は日本公開当時の題名。 (巻末の解説より) 表に出ない大量の紙幣の存在を知った、スキップ、エディ、カレン 三人の若者が自己の境遇に飽き足らず無謀な行動に出...

1958年の作品、1964年にはフランス、ヌーヴェル・ヴァーグの旗手ゴダール監督により映画化された。 邦題「はなればなれに」は日本公開当時の題名。 (巻末の解説より) 表に出ない大量の紙幣の存在を知った、スキップ、エディ、カレン 三人の若者が自己の境遇に飽き足らず無謀な行動に出る。 そこには、若者が健全な夢を見られない、アメリカ社会の問題が背景にある。 他にも主要な登場人物がいるが、誰一人事態を全て把握している人はいない。 誰もが自分の知り得る範囲のみが、あたかも全体かのような理解で、物語が動く。 ミステリーとはひと味違って、《文学的》な香りすらする。 少し特別な読書の時間でした。

Posted by ブクログ

2023/08/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ドロレス・ヒッチェンズの作品。新潮文庫の海外名作発掘シリーズの一つ。1960年代に映画化されているようだが、翻訳は初めての作品とのこと。 仲間内の女の子の叔母が大金を隠し持っていることを聞き、どうにかして盗もうとする男女3人。そこにプロ上がりの悪党が話を聞きつけ。。。 登場人物それぞれが、それぞれの選択肢を誤り続けると、ここまで転落していくのだという悲劇が語られる。 見事に、もう絶対そこは選んではダメだろう、と思うことの連続。ある意味リアルなのかも。 かなり読みやすく、非常に完成度の高い作品。この作家の他の作品も読んでみたい。

Posted by ブクログ

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