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メグレと若い女の死 ハヤカワ・ミステリ文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2023/02/22 |
JAN | 9784150709532 |
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メグレと若い女の死
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メグレと若い女の死
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商品レビュー
4.1
8件のお客様レビュー
『メグレと若い女の死』 ジョルジュ・シムノン 平岡敦/訳 ハヤカワ文庫 パリ近郊で若い女の死体が発見された。二十歳前後と見られるその遺体は寒い中イブニングドレスをまとっただけで身元を判明するものは何もなかった。 ーーーーーーーーーーーーーーー メグレ警視のシリーズって翻訳が古い...
『メグレと若い女の死』 ジョルジュ・シムノン 平岡敦/訳 ハヤカワ文庫 パリ近郊で若い女の死体が発見された。二十歳前後と見られるその遺体は寒い中イブニングドレスをまとっただけで身元を判明するものは何もなかった。 ーーーーーーーーーーーーーーー メグレ警視のシリーズって翻訳が古いせいか少々読みにくいものが多いにですが、平岡訳が出ていたので買ってしまいました。さすが平岡さん、読みやすい! ホームズにしてもポアロにしても名探偵って何処かクールで事実をありのままに探る…ってケースが多いように思いますが、メグレ泥臭くて、それこそ靴底を擦り減らして捜査する。捜査中に出会った人たちへの個人的な感情もはっきり描かれていて、人間臭さを感じる。好みも分かれるでしょうが。
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▼若い女性がドレスを着て、撃たれて死体で夜のパリで発見される。なんてことない事件だけれど、どうもちょっと何かがおかしい。ドレスがレンタルで、この若い女性は貧しくて。苦労して地方から出てきてて。 (以下ネタバレ) ▼(うろおぼえですが)確か被害者は地方からパリに働きに来...
▼若い女性がドレスを着て、撃たれて死体で夜のパリで発見される。なんてことない事件だけれど、どうもちょっと何かがおかしい。ドレスがレンタルで、この若い女性は貧しくて。苦労して地方から出てきてて。 (以下ネタバレ) ▼(うろおぼえですが)確か被害者は地方からパリに働きに来て、因業で孤独な家主女性とかと戦い?つつ。同じように地方から来た若い女性友人がいて、その友人がいわゆる「玉の輿」に乗ったので、無心に?ゆすりに?言ったか何か。何か弱みを握っていて。パーティーに出るために極貧だけどレンタルドレス。 ▼そんなような痛い辛い人間模様、でもきっと当時のパリにも今の東京にもいくらもあることだし、我々だって広くとらえれば「そういうひとびと」の一員でしかないのだけれども、というオトナな視点と語り口で、ぶつぶつぶつぶつパイプをくわえて歩きながらお酒を飲みながらのメグレさんが全てを明かしてくれる。 ▼30年くらい前に??河出書房新書から出ていたメグレシリーズ、全部ではなく半分くらいは読んだんだけれども、「メグレ読み」というのは経年するごとに「ゆったりライフワークな読書」になっていきます。 ▼今年2023年、映画新作が封切られたおかげか、ハヤカワ文庫から新訳が三冊も出てびっくり嬉しく。河出書房版が絶版久しいので、ハヤカワさんで地道にどんどん新訳でも復刻でも出していただけると嬉しいなあ。
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初めましてのメグレ警視。 読んでいた2〜3日はずっと、賑わっているけれど薄暗い、パリの雑踏にいるような気分だった。 ロニョンの侘しさ、報われなさがなんとも言えない‥でも、こう生きるしかない人もいるよねという説得力、存在感がある。 事件は、会ったことのない被害者のこれまでの生活をなぞりながら、「この場面ではこう動くはず」という確証を得るまで、被害者像を自分の中に構築していく過程を描いている。 どんどん派手な事件が起こるわけではない、でも無性に気になり読み進めてしまう。 メグレ警視の他の作品も読んでみます。
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