メグレと若い女の死 ハヤカワ・ミステリ文庫

ジョルジュ・シムノン(著者)

• 販売会社／発売会社: 早川書房
• 発売年月日: 2023/02/22
• JAN: 9784150709532

商品レビュー

2025/02/09

映画とストーリーが違います。映画を全て覚えているわけではないけれど、どうしてこんなに違えたんでしょうか?
フランスの警察も昼夜を問わず大変な労働時間を強いられているのですね。

2025/02/08

　ヴァンティミユ広場で発見された身元不明の若い女の死体。メグレ警視の捜査で徐々に女の姿が像を結んでいく。
　女の心理に迫り、真相を探るメグレの手法は、他の名探偵とは一線を画しており、繊細な描写も相まって面白い。
　本作で描かれていることは、時代が変わっても、そこかしこで起きているはずだ。運命の残酷さに心を抉られた。

2024/06/03

『メグレと若い女の死』
ジョルジュ・シムノン　平岡敦／訳
ハヤカワ文庫

パリ近郊で若い女の死体が発見された。二十歳前後と見られるその遺体は寒い中イブニングドレスをまとっただけで身元を判明するものは何もなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーー
メグレ警視のシリーズって翻訳が古いせいか少々読みにくいものが多いにですが、平岡訳が出ていたので買ってしまいました。さすが平岡さん、読みやすい！

ホームズにしてもポアロにしても名探偵って何処かクールで事実をありのままに探る…ってケースが多いように思いますが、メグレ泥臭くて、それこそ靴底を擦り減らして捜査する。捜査中に出会った人たちへの個人的な感情もはっきり描かれていて、人間臭さを感じる。好みも分かれるでしょうが。