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老人初心者の覚悟 中公文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2023/02/21 |
JAN | 9784122073173 |
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老人初心者の覚悟
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商品レビュー
3.6
14件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
*『いい女、ふだんブッ散らかしており』につづく、『婦人公論』好評連載の書籍化第二弾。65歳、高齢者の仲間入りをしてからの、身の回り、体調、容姿、心境の変化を綴る。多彩な抽斗と表現で、自らの過去と現在を赤裸々に書き尽くした、極上のエッセイ集* 後学のために借りてみました。 「老化とは、ひたすら順応することである」ですって。 なるほど。 老化を受け入れつつ、時には諦めつつ、ユーモアを持って日々と格闘する様が明るく綴られています。 その世代になった時に再読して元気をもらおう。
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約6年前にわたしよりいち早く「前期高齢者(65歳)」の仲間入りを果たした阿川佐和子女史が、その前後、どう生活し、どういう感慨をもってこの歳を過ごしたか、父親譲りの達筆のエッセイで綴った本です。 自然災害の季節がやってきました。「あとがき」で女史はこう呟いています。 「65歳以上...
約6年前にわたしよりいち早く「前期高齢者(65歳)」の仲間入りを果たした阿川佐和子女史が、その前後、どう生活し、どういう感慨をもってこの歳を過ごしたか、父親譲りの達筆のエッセイで綴った本です。 自然災害の季節がやってきました。「あとがき」で女史はこう呟いています。 「65歳以上の高齢者は、早めの避難を心がけてください」 台風接近のニュースを見ながらふと気づく。そうか、私もその範疇か。不愉快なわけではない。が、自覚があまりに薄い。(253p) 心構えというもののことではないけど、本屋の本棚で見つけて初めて読んだ作家だったけど、なんかもう、あるある、共感することが多かった。 そうか、俺ももうすぐ前期高齢者なのか! 絶対、避難しないだろうな。 高齢者はおしなべて若者の気持ちがわからない。「ずっとキラキラしているためにはどうしたらいいんですか」と、女史は訊かれて気持ちそのものがわからない(6年前なので、既にこの言葉さえ古いのかもしれない)。「詰まるところは「インスタ映えのするオンナでいたい」らしいことがわかってきた」と女史。「だからいつも人にうらやましがられる人間でいたい。そうすれば自分がキラキラ元気になれるから」と女史は分析した。女史と共にわたしも「トホホ」というしかない。そうなんですね。「元気になれる」のはいいことなんですよね。 かつて阿川は「ブラジャーを3週間洗わない不届者」と呼ばれた女である、と話題を振る。これだけで2回もそれで持たせている鉄板ネタらしい。高齢者ネタとは言えないかもしれないが、わたしも冬場は下着シャツは1週間かえないことはよくある。えっ?誰か引いていく?「いや、違う。雑菌を排除しすぎるから日本人は脆弱になるのよ。少々雑菌がついているほうがいいんだって。お腹の方にも常時、雑菌を飼うぐらいのつもりでいたほうが、丈夫になると思うよ」‥‥この女史の理論は昭和世代の私たちには常識だし、実際実感もあるのだけど、どうなのだろ。 女史は65歳にして「明るい腰痛」にかかった。軽いギックリ腰である。ふふふ、コレは女史と私は違う。仕事柄若い頃荷物を持つことの多かった私は、「例外なく(←これが1番大事)」腰を沈めて物を持つという素晴らしい習慣を得ることができた。最近はこのことを若い人に積極的にレクチャーするようになった。「自信と慎み深さは紙一重である」そのあと、他の章で女史は言った。 前期高齢者、後期高齢者は、「そろそろ終活を始めてくださいね」から「まもなくお迎えが来ますよ。準備はよろしいか」という囁きが込められている。一方では「人生100年時代到来」を唱え「もっと働いてください」と政府は言い出した。と、女史。「どっちなんだ。長生きはめでたいのか、それともお荷物なのか」うんうんと共感する。 その他、紫外線、夏場の塩分、延命治療、旅の醍醐味、涙ぽくなったわけ、健康体操、等々と、あるある話題で楽しませて貰った。
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