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増税地獄 増負担時代を生き抜く経済学 角川新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2023/02/10 |
JAN | 9784040824550 |
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商品レビュー
3.7
5件のお客様レビュー
国債を発行しても、日銀に買わせれば大丈夫だということが論理的に書かれていて、まだ未来は明るいなと思った。
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所得に対し税金や社会保障費を支払っているかを示す国民負担率は、70年に24.3%が、21年で48%。所得は久しく変わらず。高齢者が増え、社会保障費が更に必要。だから増税しなければ。単純に考えるとそういう事だが、その負担割合による格差、そもそも社会保障のあり方は正しいのだろうか。 ...
所得に対し税金や社会保障費を支払っているかを示す国民負担率は、70年に24.3%が、21年で48%。所得は久しく変わらず。高齢者が増え、社会保障費が更に必要。だから増税しなければ。単純に考えるとそういう事だが、その負担割合による格差、そもそも社会保障のあり方は正しいのだろうか。 日本はこの20年、生産年齢人口は減ったが労働力人口は減っていない。高齢、女性、外国人が増え、そしてそれは賃上げには逆効果だった。安く働かせて、会社が儲け、配当する。投資家がそれを望むが、労働者による投資が増え、矛盾した立場に。つまり、賃金を抑えて配当に期待する投資家としての立場と、賃金を上げて欲しいという労働者としての立場。両方の増額を成立させたい。 そうすると、生産性向上の話へ。森永氏の生産性批判の例えが面白い。生産性を高めていくと、生きがいが喪失するのだという。つまり、フィギュアの右目だけ塗るような分業は、一人で全てを塗り終えるより効率的だが、ツマラナイ。人間は、自己関与度が高く、創造性の実感をもてる仕事にやりがいを感じるのだろう。右目だけでは、物足りない。 全般的に為になる本。しかし、アドバイスが森永氏らしいというか、あまり魅力を感じない締め括り。「住民税の非課税最大限までしか働かないこと。そのために移住を含めた徹底的な節約をして、低コストで生きていける生活基盤を作らないといけない」わかるけど、それでは人生が省エネ過ぎて、ツマラナイ。
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目を瞠らされるというよりは、変わらず森永さんはこういう感じでやってるんだなといい意味で安心して読めますね。
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