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ミッキー7 ハヤカワ文庫SF
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ミッキー7 ハヤカワ文庫SF

エドワード・アシュトン(著者), 大谷真弓(訳者)

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ミッキー7 ハヤカワ文庫SF

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2023/01/24
JAN 9784150123956

ミッキー7

¥550

商品レビュー

3.6

13件のお客様レビュー

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2024/04/03

そうそう。こういうSFは好き。 真面目くさった壮大さはなく、学術書ぶってもなく、宗教観の押し付けもない。 エンタメに振ってますね。 以下うらすじ。 【使い捨て人間(エクスペンダブル)――それが俺、ミッキーの役割だ。氷の惑星ニヴルヘイムでのコロニー建設ミッションにおいて、危険な任...

そうそう。こういうSFは好き。 真面目くさった壮大さはなく、学術書ぶってもなく、宗教観の押し付けもない。 エンタメに振ってますね。 以下うらすじ。 【使い捨て人間(エクスペンダブル)――それが俺、ミッキーの役割だ。氷の惑星ニヴルヘイムでのコロニー建設ミッションにおいて、危険な任務を担当する。任務で死ぬたびに過去の記憶を受け継ぎ、新しい肉体に生まれ変わる。それを繰り返し“ミッキー7”となったのが俺だ。だがあるミッションから命からがら帰還すると次のミッキーこと“ミッキー8”が出現していて……!? 極限状況下でのミッキーの奮闘を描く、興奮のSFエンタメ!】 読みやすいな~。子供の頃はこういうSFがたくさんあった気がする。 主人公のミッキーは借金取りに追われて、使い捨て人間に志願。 アッホだな~と思いつつも人間的で共感してしまう。 SFだとどうしても設定の説明や専門用語びっしりで、キャラの造りはぞんざいになってしまいがちたが、シニカル目線なミッキーには好感が持てます。 エンタメではありますが、生命を作ること、他の星を開拓することの困難さや問題点、人類とはなんぞやなどのテーマもしっかりあります。 特に主題となるのは個の同一性でしょう。 テセウスの船というパラドックスを用いて説明され、考えさせられるものがあります。 「人類が槍や家や飛行機や宇宙線を開発することになった理由は、普通の動物でいることが下手だったからだ。」 これも良い得て妙です。 主要登場人物も6人しかいないので、海外物SFが苦手な人にもお勧め。 オチにもうひとひねりあったらな~。 実はミッキー6は生きてました、なんてね。 あ、ミッキー1が生きてたなんてのもいいな。 ★3,5です。 既に映画化も決まっているようで「Mickey17」のタイトルで2024年3月29日に全米公開予定と書いてある。もう公開済みなのかな? 筋は分かっているので観る気はないが、大型のムカデ型生命体のシーンだけはちょっと観たい。 怖いもの見たさで。 kemukemuさんのレビューを読んで、おもしろそうだな~と思って借りてみた1冊です。 ありがとうございましたm(__)m

Posted by ブクログ

2024/03/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かった。読みやすい。 この作品を知った時は、面白そうだなと思いつつ、手に取らなかったけど、ポン・ジュノ監督、ロバート・パティンソン主演と聞いて読んでみた。面白かった。映画だとどう料理されるのか楽しみ。 死んだらまた一から身体を再構成される、というのは綾波レイを連想する。しかしミッキーは綾波レイの精神性は有してないので、死ぬのは怖いしお腹を空かせている。攻殻の少佐みたいに自己の同一性にこだわらない。 設定的にはスカイクロワのキルドレにも近いかもしれない。最初にとったデータの身体にバックアップしておいた記憶を読み込ませる。 何度も死ぬ体験からは、リゼロのスバルを連想した。 死ぬことにコリゴリになって記憶のバックアップを拒否するのも面白い。 また、最初の自分を無限に作り出した初代の話は面白かった。侵略じゃん。 その他、細々と、主人公が歴史家をそぶく(ここら辺は銀英伝のヤンっぽい)ゆえに、過去の記録を読むことでこの世界の開拓史を追体験出来るのが面白かった。 開拓っていうかもう、流刑地って感じ。 ロバート・パティンソンは「ハイ・ライズ」ではまさに犯罪者故に超長距離の片道切符の宇宙船に乗って、そこは地獄か天国かみたいな宇宙飛行士を演じてたけど、ミッキー7ではどうなるか楽しみ。 ムカデも良かった。意思の疎通は取れるけど、交流まではいかない関係。共生か戦争か。 マーシャル司令はリーダーとしてはまあまあ。人間としてもまあまあ。感情を抑えて指示できたり感情のままに振る舞ったり。人間。友人のベルトも恋人も。主人公からして、友人の負けに大金をつぎ込むのでクズなのは間違いないと思う。 面白かった。映画楽しみ。

Posted by ブクログ

2024/03/03

良い意味でぶっ飛びすぎておらず、POPな形でSF小説の古典的命題に踏み込んでいてとても楽しめた。 過去の失敗からきちんと学べば、人類は今よりましな選択ができるようになるのか?

Posted by ブクログ

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