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新興国は世界を変えるか 29ヵ国の経済・民主化・軍事行動 中公新書2734
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新興国は世界を変えるか 29ヵ国の経済・民主化・軍事行動 中公新書2734

恒川惠市(著者)

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新興国は世界を変えるか 29ヵ国の経済・民主化・軍事行動 中公新書2734

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2023/01/18
JAN 9784121027344

新興国は世界を変えるか

¥440

商品レビュー

4

4件のお客様レビュー

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2023/07/30

基本的な内容は「新興国自身はどう発展するか」という点で、経済発展や所得関連で分類していて、今後の新興国を考える上で色々と示唆に富む内容だと感じました。 経済発展についても「一次産品輸出が多い」「国内市場が大きい」「技術生産力が高い」の3つに分類していて、東南アジア諸国がもっぱら技...

基本的な内容は「新興国自身はどう発展するか」という点で、経済発展や所得関連で分類していて、今後の新興国を考える上で色々と示唆に富む内容だと感じました。 経済発展についても「一次産品輸出が多い」「国内市場が大きい」「技術生産力が高い」の3つに分類していて、東南アジア諸国がもっぱら技術生産力に入ってるのは興味深かったです。

Posted by ブクログ

2023/03/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

新興国を定義し経済面、軍事面から詳しく解説している。 民主主義と権威主義の説明で需要と供給の観点から説明しているのが分かりやすい。インドや南アフリカが軍事力を持ちながら民主主義を維持するのはガンジー、ネルー、マンデラなどの指導者がいたことだというのには、1人の人間の偉大さを感じた。毛沢東がそれに近い人であったならどんなに良かっただろうとしみじみ思った。 上海協力機構が力を伸ばし、ウクライナにとどまらず世界中できな臭い状況になってきて、しかも日本は中露と隣り合わせという位置、この本によってかなり現状が整理され勉強になりました。

Posted by ブクログ

2023/02/13

 著者は、はじめに先進国よりも早いスピードで経済成長を遂げ、世界経済の動向に無視できないほど影響力を持つ国々を「新興国」と定義したうえで、計29ヵ国の政治、経済、社会の特徴に注目する。それが、現在世界をけん制する国々および日本に、どのような影響を及ぼすのかをデータを駆使して考察す...

 著者は、はじめに先進国よりも早いスピードで経済成長を遂げ、世界経済の動向に無視できないほど影響力を持つ国々を「新興国」と定義したうえで、計29ヵ国の政治、経済、社会の特徴に注目する。それが、現在世界をけん制する国々および日本に、どのような影響を及ぼすのかをデータを駆使して考察するのが本書全体の流れである。  まず新興国の経済についてだが、その多くが天然資源の輸出、産業の技術力向上と高技術品の世界への輸出を通じて、経済成長を遂げたことが判明した。なかでも、製造業の原料やエネルギー源として需要が大きいことが発展に繋がったことがわかる。  また政治については、大きく民主主義と権威主義の二つの体制が見られるが、新興国では1980年以前から民主主義体制を維持した国々は珍しいことがわかった。これは東南アジアを中心に開発独裁が行われた歴史を見ると、たしかに納得できる。それだけではなく、行政の特徴を比較すると、政治体制、政治制度以上に、良質な官僚機構が経済成長を続ける鍵だとわかった。  さらに、中国とロシアの台頭で、「国家的自国主義」がますます拡大し、日本を含む「自由主義的国際主義」と競争すると著者は予測する。そこで、経済を中心にこれらの国々と関係を維持しつつも、新興国の指導者は経済的利益を得ようとふるまう姿勢が求められる。  最後に、世界秩序が変わりつつある昨今、日本がすべきことは、日本は新興国との貿易のやり取り、また「自由主義的国際主義」を堅持するために、国家間との協調がますます重視されることがわかる。

Posted by ブクログ

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