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教育大国シンガポール 日本は何を学べるか 光文社新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2023/01/17 |
JAN | 9784334046453 |
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教育大国シンガポール
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商品レビュー
4.4
8件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
教育大国シンガポール 教育に思いっきり突っ込んでいったシンガポール。煽られ、疲弊する、競争社会。日本も同じく、サピックスに入るために塾に行く。これを、あまりにも悲しい、詰め込み教育の行く末と案じても、子供をもつ親なら子供の将来を憂い、準備してあげたい、そのためにベストな方法が今はサピックスなんだからしょうがないというふうに整理されてしまう。シンガポールも、小さな国だからこそ、その生き抜くためのエナジーとしての教育に力を入れてきた。アプリケーショだけで1000ドルもとる教育とは、選別とはなんだろうね、と思う。差別がかなり行きすぎていて、バングラデッシュの人はシンガポール人と何人友達できた?と聞かれて、言葉に詰まる。シンガポールはダイバーシティを意識しているにもかかわらず、区別しているのではないか。 両親が共働きを前提にしているから、子供が家にいるということがありえない。コロナ禍のシンガポール政府の学校は行かせようとしている動き方、受験前の年代を先に戻すというやり方には、独裁的な主導的な国家体系がそうさせている分強い。シンガポールは移民というか外国人労働者で4割を賄う。そのうちの上位は高度人材、日本人もそこに入っているという。しかし、働いている同僚を見て、高度人材なの?と思うことがよくある。 女性が子供の教育の責任をもつ、と答えたアンケートが多数にのぼる。これは、シンガポールがもつ建前と本音のような、自然と流れ来るもののようだ。口コミ、ママ友ネットワークが極めて強く大事なシンガポールでの、生き抜く術のようなものが数値化されているのかもしれない。本来はそうであるべきではない、男性がきちんと教育や社会への子供の関わり方に関心を持ってしっかり入っていくことは大切だ。一方で、マルチタスクを苦手とする集中型の男性がテキパキと多方面に気を配って動くというのもかなりハードルが高いように見える。現実、アドミン的な動きであればできるが、子供が今日何をやっていて、どこでどんなスケジュールで動いていくか、どこの子供と遊んでランチはどうするか、これを男性がうまくやっていけるのかというところも本当にある。これはやるべきとかではなくて、どちらがやった方がより適切に動けるか、というチョイスでもある。それを押し付けては行けないのは自明であり、やってみると言い出すことが大事なのなら男性もそうしようではないか。 シンガポールも数十年前、建国後はホーカーを押す、家族総出で家を守り、子供を育てた。しかし、今の世代は違う。祖母が預かり、母親は働きっぱなし、父親もいない、そんな環境は嫌だという意思を筆者はキャッチしている。メリトクラシーを軸に、経済発展と統治を主軸とした国家運営を行なってきた。水の受給率を上げて、560万人を養う。小さいからこそできるイノベーションもあろう。子供の世代のために親ができること、それを一生懸命考えていくことがそろそろ世代の役割になってきているんだろうか。
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本書でメインで取り扱っているのと同じ高学歴の母親として、仕事と教育の両立についてすごく考えさせられた。 教育とケア、ジェンダーの問題は常に問題意識をもって自分自身の行動を省みるようにしたいし、それが子どもに与える影響についても考え続けていきたい
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シンガポールは教育大国であるとは聞いていたけれど、その弊害も大きいことがよくわかった。 資本主義の社会で、何でもかんでも競争や目的 持ちすぎるのもかえって不幸になることがあるのだと思った。
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