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書楼弔堂 待宵
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2023/01/05 |
| JAN | 9784087718201 |
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書楼弔堂 待宵
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商品レビュー
4
51件のお客様レビュー
徳富蘇峰、岡本綺堂、竹久夢二、宮武外骨、寺田寅彦が本屋で交わる。江戸と明治も交わり理が先に立ち説教くさい面もあるが、やはり京極夏彦の語りは面白い。
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目次 ・史乗(徳富蘇峰) ・統御(岡本綺堂) ・滑稽(宮武外骨) ・幽冥(竹久夢二) ・予兆(寺田寅彦) ・改良(斎藤一) 目次の後の括弧書きは、弔堂が本を売った相手。 ただし、寺田寅彦が弔堂に依頼したのは斎藤一が探していた本であり、最終話では斎藤一本人が弔堂に来るが、話の主人公としては斎藤ではなくこの本の語り手であった弥蔵こと堀田十郎である。 後々の自分のために記しておく。 明治三十五年となり江戸は遠くなってしまったが、今回の語り手は甘酒屋の弥蔵。 幕末に人を殺すことを生業としていたようであり、積極的に死を望んでいるわけではないが、生きることに禁欲的な生活をしている。 狂言回しは近所の酒屋の次男坊で、高等遊民(絶賛就活中)の利吉。 利吉は操觚者(そうこしゃ・新聞や雑誌の記者や編集者)になりたいと思っていくつか会社を受けてみたり、いろんな仕事を試してみるのだが、どれも長続きしないのだ。 しかし、物おじせず、チャンスをつかんで成功したいと思っているので、思わぬ有名人が利吉との絡みでお間酒屋にやってきては、弥蔵に書楼弔堂へ連れて行ってもらうことになる。 私は弥蔵の正体は新撰組の誰かなのではないかと思いながら読んでいた。 特に、そのストイックな生活ぶりから斎藤一?とも思ったのだけど、彼が甘酒屋だったことはないと思い、誰かなーとずっと思っていたのだが。 作中では日露戦争を控え、世の中は浮足立っているようでもある。 弥蔵は、どんな大義名分があろうと、殺しはいけないと心の中で常に思っている。 幕末からこっち、自分の心と折り合いがつけられていないのである。 人を殺してきた自分を、恨みがあるわけでもない相手を殺した自分を、許すことができないのだ。 ”勝つためにゃ殺さなくちゃいけねぇ。負けたなら、死ぬんだぜ。いいや負けたら国を取られるんじゃねえか。(中略)戦争ってな、平民の命とこの国の地べたをカタにした、博打みてぇなものじゃないのかい” 自分の国のことはもちろん大切だ。 しかし、愛国とは何だ。 異国を敵視することが愛国なのか。 なら、自分は愛国者ではない。 家族を捨て、思い出を捨て、過去に蓋をしながら過去に囚われ続ける弥蔵。 新撰組隊士として、苛烈な戦いを続けた斎藤一が、戦後一市民として生きてきたようには生きられなかった弥蔵。 彼が抱え続けた闇は、最後にその姿を現すのだが、ちょっとびっくりでしたわ。 あと、永倉新八の話が出てくるのは、作者が小樽出身ということでサービス出演だったのでしょうか。 前巻の最後に亡くなったことが明らかにされた勝先生が、相変わらず人々の口にのぼるのが嬉しい。
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★4.5。 うーーん、良かった!終盤、弥蔵の畳み掛け方がヒトでなしのラストのようというか、絶妙な緊張感があって良かったなぁ。途中まで弥蔵さんは新選組だと思ってたし、なんだったら斎藤一か??とかも思ってたけど、ある意味時代の立役者でもあり、名も無き人殺しでもあるってその立ち位置が、いやーうん、好きだなー。斎藤さんがサクッと出てきたのは新選組オタとしては非常に嬉しい。ヒトごろしとのリンクも勝手に感じちゃうしね。龍馬暗殺の当たりとかどんな感じで書かれてたっけかな。 2冊目の炎昼の塔子さん視点が割とたるくて読みづらかったんだけど、弥蔵さんは読み進めやすかったな。ちらっと出てくる松岡さんもとい柳田さんにはにやっとしちゃったな。利吉には大泉洋みを感じたしいいキャラだからまた出て欲しい!龍典さんの武家疑惑とか出てきてたし、続きも楽しみだなー。でも暁→昼→宵ってなってるから、次夜とかでラストなんだろうか。寂しい反面、そろそろ鵺何とかしてくれ感もあるが笑
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