不可逆怪異をあなたと 床辻奇譚 電撃文庫

古宮九時(著者), 二色こぺ(イラスト)

• 販売会社／発売会社: KADOKAWA
• 発売年月日: 2023/01/07
• JAN: 9784049148237

商品レビュー

2025/08/24

身体を返して欲しければ。
下手な誰かに相談できることではないとはいえ、一人で全てを背負って闘うには知識が足りない部分もあるだろう。
大切な人を護りたかい気持ちは誰もが理解してくれるだろうが、決まったことなのだから悪あがきはダメだろう。

2025/06/12

オカルトを題材にしているので、ホラー描写でハラハラできるかなと思いきや、世界観がぶっ飛びすぎててファンタジーだった。

都市伝説が100個あるって何？生首の状態で生きてるって何？現世とは違う世界って何？嘘が多すぎて付いていけない。終始何言ってんの？状態だった。

主人公もかっこよすぎかな。もっと出来事に葛藤したり苦悩したりして欲しい。ヒロインも最初から主人公に好意寄せてるから、徐々に距離を縮めていく描写がなくて微妙い。

一見王道な冒険活劇に見えるけど、中身は薄っぺらく感じた。

2025/03/03

都市伝説とかの現代和風な怪異物なんでエグイ展開が結構有るのに、主人公の蒼汰が物凄く図太くて精神的に強い上に偏見が無いというかフラットなんで安心して読めて自分好みでした。 これ主人公が蒼汰じゃなかったら物理的にエグイ展開、精神的にエグイ展開でもっとドロドロしてたと思う。事実上2回くらい裏切られてるし、いや一名は裏切りというか種族差によるスレ違いなんだけどね。
ヒロインの一妃、序盤でも好きなタイプの絶妙にミステリアスなヒロインなんだけど終盤に明かされた真実が本当刺さって刺さって、良いよね根本的に種族が違うから価値観がズレてるけど心の底から愛してるし善意で行動してるやつ。 あとストーリーの徐々に謎が氷解していく感じも結構好き。全てが繋がってたって分かったとき、結構ゾクっとした。 基本的に地雷踏んで気分悪くしたくないから本買うときはウィキペディアで大雑把な情報仕入れてから購入に踏み切るので、こう来るか～って感情は表紙買い新品本の特権みたいなとこ有る。
多分悪い癖なんですけどね。決定的なネタバレは避けてもこういう事すると大雑把に流れの予測は出来るから。 まぁ、結論は一巻として理想的な流れかつ、キャラがとても好みでした。続刊来ると良いな。