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ファーブル驚異の博物誌
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ファーブル驚異の博物誌

イヴ・カンブフォール(著者), 瀧下哉代(訳者), 奥本大三郎(訳者)

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ファーブル驚異の博物誌

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 エクスナレッジ
発売年月日 2022/12/22
JAN 9784767830964

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2024/06/30

バイオミメティクスみたいに、昆虫の特性を技術として取り入れて生活に活かす分野がある。この本でも出てくる昆虫食なんていう話も。有用性という観点でも可能性が尽きない昆虫だが、そのフォルムやデザインも、子供が好きな戦隊モノや怪獣のキャラクターに取り入れられる程、魅力的で見ていて飽きない...

バイオミメティクスみたいに、昆虫の特性を技術として取り入れて生活に活かす分野がある。この本でも出てくる昆虫食なんていう話も。有用性という観点でも可能性が尽きない昆虫だが、そのフォルムやデザインも、子供が好きな戦隊モノや怪獣のキャラクターに取り入れられる程、魅力的で見ていて飽きない。しかし、病原菌や寄生虫、衛生面、噛んだり刺したりで、不快な面も多々。好奇心と怖いもの見たさでページを捲る。本書は図鑑のように虫の写真満載だ。 それとファーブル。本書ではその人物像に迫るが、ファーブルは昆虫学者と言う肩書きを嫌い、博物学者、博識の人(サヴァン)と自称していた。昆虫記だけではなく、キノコの研究をしていた。芸術家でもあり、科学者でもあった。 ー 獲物を貯蔵して、腐らせないように、運動能力を奪って、生きたまま保存するのが得策。ツチスガリは、運動能力のまさに中心に針を差し込んで相手を麻痺させる。角質の鎧のわずかな隙間である関節を狙う。 ー サソリはメスがオスを食らうか、カマキリはオス1匹ではなく、複数を次々に平らげることがある。 同じようなサイズの「エサ」は食べきれないが、殺してしまうと腐食するから、麻痺が有効だ。見えている世界も人間とは異なるが、生命の価値も、つまり哲学(虫にそのようなものがあるかは不明だが)が異なる。死を賭して戦い、潔くメスに食べられる虫は、よほど完成した武士のような生き様だ。 虫の魅力、昆虫学者の面白さを知る読書だった。それにしても、タマムシの構造色は美しい。

Posted by ブクログ

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