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今昔奈良物語集
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2022/12/21 |
JAN | 9784041131121 |
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商品レビュー
3.8
12件のお客様レビュー
世界よ、奈良色に染まれ。名作文学×現代奈良エンタメ-。 初めての、あをにまるsan。 面白ーいっ! 名作「走れメロス」をモデルにした「走れ黒須」から「耳成浩一の話」まで、現在の奈良を舞台にした全11話。近鉄電車の駅名や大阪の飲み屋街、鹿や妖怪まで出てきて、一日も早く奈良に行き...
世界よ、奈良色に染まれ。名作文学×現代奈良エンタメ-。 初めての、あをにまるsan。 面白ーいっ! 名作「走れメロス」をモデルにした「走れ黒須」から「耳成浩一の話」まで、現在の奈良を舞台にした全11話。近鉄電車の駅名や大阪の飲み屋街、鹿や妖怪まで出てきて、一日も早く奈良に行きたくなりました。 お気に入りは「奈良島太郎」と「ファンキー竹取物語」。 いじめられている亀(オヤジ)を見つけて、”こりゃあひどい、ポリスメンを呼んであげよう”というセリフや、かぐや姫が月へ帰る時に泣いている翁(おきな)の理由が、Youtubeの再生回数が減ってしまうことなど。まさに現代奈良のエンターテイメントですっ! 知らんけど。 ☆Special Thanks to ackky-san☆ 【はてなインターネット文学賞】
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久々に本を読みながら笑いました。 走れメロス、浦島太郎、竹取物語などを現代の奈良を舞台にしたパロディー短編集です。走れメロスなら太宰風に、竹取物語なら文語体風にしたりと原作に寄せていて、おふざけ満載です。 一番のお気に入りは『走れ黒須』。『走れメロス』のパロディーです。 黒須は...
久々に本を読みながら笑いました。 走れメロス、浦島太郎、竹取物語などを現代の奈良を舞台にしたパロディー短編集です。走れメロスなら太宰風に、竹取物語なら文語体風にしたりと原作に寄せていて、おふざけ満載です。 一番のお気に入りは『走れ黒須』。『走れメロス』のパロディーです。 黒須は激怒した。― から話は始まります。 黒須は友人の瀬川と一緒に大和八木から近鉄電車ではるばると大阪の宗右衛門町にやってきた。居酒屋で一杯ひっかけた後に入ったキャバクラがぼったくりだった。請求額49万8千600円。瀬川をキャバクラの事務所に残し、お金を取りに自宅に戻る黒須。期限は本日の営業時間が終わるまで。間に合わなければ瀬川は大阪湾に沈められます。 折り返し大阪方面行の電車に乗るが、途中の五位堂駅で終電がなくなり、黒須は自転車を盗んで大阪に向かう…。 大和八木も五位堂も、大阪の通勤圏なのにめちゃくちゃ遠いんです。知り合いが住んでいましたが、一度行ったら二度と行きたくないくらい遠いんです。著者がこの絶妙な遠さの駅を選んでいるところにニヤニヤさせられます。 主人公が虎ではなく鹿になってしまった『若草山月記』もツッコミどころが満載で笑いっぱなしです。 二十歳(菊池寛の『形』のパロディー)では主人公が行基前で待ち合わせしていたり、どん銀行員(ごんぎつねのパロディー)では銀行員の主人公が十津川村の支店に飛ばされたり、と、奈良県民向けの小ネタが散りばめられています。奈良県にゆかりのない人には物足りないかもしれません。
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教科書でお馴染みの「走れメロス」「ごんぎつね」「やまなし」「山月記」などの、パロディ作品です。現在の奈良を舞台にしています。奈良は大きい都市の隣に位置し、海がなく、現在はザ・田舎ですが、その昔は歴史の表舞台だったというような、岐阜との共通点もあるので楽しく読めると思います。特に、...
教科書でお馴染みの「走れメロス」「ごんぎつね」「やまなし」「山月記」などの、パロディ作品です。現在の奈良を舞台にしています。奈良は大きい都市の隣に位置し、海がなく、現在はザ・田舎ですが、その昔は歴史の表舞台だったというような、岐阜との共通点もあるので楽しく読めると思います。特に、「ファンキー竹取物語」は電車やバスで読むのは危険なほど笑える作品です。
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