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「老いない」動物がヒトの未来を変える
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 原書房 |
発売年月日 | 2022/12/13 |
JAN | 9784562072378 |
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「老いない」動物がヒトの未来を変える
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商品レビュー
4.3
4件のお客様レビュー
老化研究の第一人者である著者が、サイズの違いを考慮して異なる種同士の寿命を比較できる長寿指数により、鳥、コウモリ、リクガメ、ウニ、チューブワーム、ヒトを含む霊長類など(相対的な)長寿動物をピックアップし、それらの長寿動物の生態や特徴から長寿の秘密を探る。 長生きな動物の生態等を研...
老化研究の第一人者である著者が、サイズの違いを考慮して異なる種同士の寿命を比較できる長寿指数により、鳥、コウモリ、リクガメ、ウニ、チューブワーム、ヒトを含む霊長類など(相対的な)長寿動物をピックアップし、それらの長寿動物の生態や特徴から長寿の秘密を探る。 長生きな動物の生態等を研究して、人間の健康寿命を延ばすためのヒントを得ようという著者の着眼点は非常によいと思ったし、本書で紹介される動物たちの生態等はとても興味深いものだったが、肝心の人間の長寿に生かすべきヒントについてはあまり明確に示されなかったように思えた。活性酸素に抗し、代謝を抑えるというのが一つのカギなのだろうというのはなんとなくわかった。「訳者あとがき」にあるように、まあ、「"ゆっくりと長く、太く”生きることが理想」ということなのだろう。
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いろんな 生き物がどれくらい 長生きなのか 検討しています。 そうすると やっぱり長生きな生き物いるんですね 。そんな生き物たちを比べると 共通項があるようです。 その長生き条件をパクったら、人間も長生きできるんじゃないの、と説明しています。長生き条件って、わりと普通の健康法と同...
いろんな 生き物がどれくらい 長生きなのか 検討しています。 そうすると やっぱり長生きな生き物いるんですね 。そんな生き物たちを比べると 共通項があるようです。 その長生き条件をパクったら、人間も長生きできるんじゃないの、と説明しています。長生き条件って、わりと普通の健康法と同じだなと思いました。長生きな生き物って それを 進化で実現しているところがすごいですね。
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面白かった!!!訳がうまくて、非常に読みやすい。これは訳者と私の相性がええのと、オースタッド博士の原文のノリが好きなので相乗効果かもしれない。ルビが元単語だったりして、めちゃくちゃわかりやすくて、ストレスがすくなかった。しかしそれだけに邦題がダサくて悲しい。 METHUSELAH...
面白かった!!!訳がうまくて、非常に読みやすい。これは訳者と私の相性がええのと、オースタッド博士の原文のノリが好きなので相乗効果かもしれない。ルビが元単語だったりして、めちゃくちゃわかりやすくて、ストレスがすくなかった。しかしそれだけに邦題がダサくて悲しい。 METHUSELAH'S ZOO WHAT NATURE CAN TEACH US ABOUT LIVING LONGER, HEALTHIER LIFES STEVEN N. AUSTAD ©️2022 老化長寿研究者、現アラバマ大教授でいくつかの健康長寿研究機関でチアマンを兼任している。「メトシェラの動物園」メトシェラはノアの祖父で969歳まで生きたらしい(創世記なんで)、聖書に出てくる人物で最長寿。 ちなみに日本書紀/古事記に出てくる古代天皇は12柱が100超ではあるが(最古の歴史書なので最古の科学書ではないと再言及しておく)、最長寿が崇神天皇の168歳、、創世記のメトシェラに比べると、まだあってもええかもしれんと思えるお年頃だといえよう。そんなことはさておき。自然界の超長寿生物について、面白い研究出来事ネタや、具体的な例、博士の若い頃の小ネタなんかもちりばめながら、ものすごくわかりやすく説明されている。巻末にも表が付録しているが、LQという長寿指数がわかりやすく、これは講演もめちゃ面白いんだろうなぁ、と思った。聞きたい。 そう、ネト文明ありがとう、youtubeにたくさんズーム講義やらがあり、たっぷり見まくった。話、めちゃおもろい。 脱線したが、本書 長寿生物として、空、陸、海、人カテに分けて、フルマカモメの話で始まり、空を飛ぶものに長寿が多い例として、翼竜やイエスズメ、アホウドリ種、コウモリなどが出てきて、LQの比較と、その長寿の理由を考察する。もちろん、野生下とキャパティブの比較もぬかりない。鳥はかなりLQエグいのはリサーチャーの末席を汚す者として実感しているが、こうして他の生物と並べると、感動レベルなので、非常に興味を覚える。鳥とコウモリ、高速な生活を送ってる(コウモリは冬眠する種もいるが)のに、なんで長寿なんやろか。コウモリはいろんなウイルスの宿主となっていることで有名ではあるが(悪名かも)、なんでそんなにぎょうさんのウイルスを飼えるんか?そのえぐい免疫の秘密とか、まだまだ研究途中だそうで、途中経過的な考察となっている。 陸は、リクガメ、ムカシトカゲ(これはまあ出てくるわな)人間が悪行を行うまで繁栄していた島嶼の飛翔能力のない動物鳥類たち、昆虫、アリ、シロアリの女王とその他の寿命差、インスリン様ペプチド遺伝子。シリアヒメメクラネズミ、ハダカデバネズミ、彼らの生命能力は一時ものすごく話題になった。細胞分裂エラーのなさとがん耐性、活性酸素による損傷の少なさ、でも、酸化防止にかかわる主要遺伝子が1つ欠損。二酸化炭素濃度の話。ゾウ、数少ない成長がとまらない哺乳類。霊長類の大きな脳は長寿にどうかかわるか。 海はすごい、チューブワームやウニ、カキ、クラム(ホンビノスガイ)など、桁の違う長寿生物がでてくる。あと、チョウザメ、サメ、クジラの種類 脳のサイズ、代謝、二酸化炭素耐性その他、色々な切り口で研究され、考察されている。 やっぱり酸素があんまり要らん、というのは酸化しないちゅうことで、錆ない、エラーが起きにくいちゅうか、そんなんかねぇ。そして、老化と癌化の問題、長寿の生き物の中では癌化しない(しないとは言ってないが、スキル癌耐性がある感じ、ていうかほぼ癌無効スキル)のはなんでなんやろか。たんに、遺伝子のコピー能力の劣化がないというか、なんで劣化しないのか?というのがそもそも不思議。 日本人、ここ数年糖質オフブームだが、タンパク質ばっかりだと痩せはするが、老化は早いしがん耐性が減る可能性も示唆されている。今現在の見た目と、何十年か後のLQはかりにかけてる人はすくないのでは。ていうか、私のように代謝がうざいぐらい活発なタイプと、所謂代謝が悪いタイプ、がん耐性はどちらに軍配があがるのか。おもしろいったらないわな。
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