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リスボン 災害からの都市再生
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リスボン 災害からの都市再生

大橋竜太(著者)

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リスボン 災害からの都市再生

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 彰国社
発売年月日 2022/12/02
JAN 9784395321865

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2023/03/29

1755年11月1日、遷都500年を祝うポルトガルの首都リスボンは、カトリックの万聖節の朝に、大西洋沖西南200kmほどの海面近くで発生したマグニチュード8.5~9.1と推定される大地震に襲われた。最大震度は日本でいう震度7に相当したと推定されている(p.17)。 地震による建...

1755年11月1日、遷都500年を祝うポルトガルの首都リスボンは、カトリックの万聖節の朝に、大西洋沖西南200kmほどの海面近くで発生したマグニチュード8.5~9.1と推定される大地震に襲われた。最大震度は日本でいう震度7に相当したと推定されている(p.17)。 地震による建物の倒壊、火災、津波によって、リスボンの市街地は壊滅し、約1万人の死者を出した。全面的な遷都も検討されたが、現地での都市再生が選択され、近代的な都市計画の萌芽を多く含む復興都市計画によって、近代都市リスボンが再生された。本書は都市計画と建築の視点から、その復興プロセスを概観するものである。 リスボン地震に先立つ、欧州での大規模都市災害といえば、1666年のロンドン大火がある。リスボン再建は、多くの点でロンドンの復興計画を参考にしている。議会制と王制の違いこそあれ、法治により市民の権利を守ることと、大胆に都市構造を刷新することとのトレードオフに悩みながら、近代的な大規模都市計画を実施したことがよくわかる。 私はリスボンには行ったことがないけれども、本書を読みつつ、ネットでリスボンのストリートビューを見ると、当時の計画そのままの4階建ての建築が今もリスボン中心部を構成していることがよくわかって、感動的だった。 リスボン地震は、ヴォルテールの『カンディード』との関係して、神中心の世界から人間中心の世界観への転換の文脈で大きく取り上げられることがあるが、こうした技術よりの建築・都市計画の側面からの視点からも見ることで、より立体的に、近代化とは何かを理解することができる。

Posted by ブクログ

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