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ボーダー 移民と難民
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ボーダー 移民と難民

佐々涼子(著者)

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ボーダー 移民と難民

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社インターナショナル/集英社
発売年月日 2022/11/25
JAN 9784797674026

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商品レビュー

4.5

61件のお客様レビュー

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2026/05/13

・きっと私たちの潜在意識の中にあるのは恐れだ。未知の外国人を恐れ、変化を恐れ、今までの平穏が失われるかもしれない恐れである。変化は避けようもないのに、今の秩序にしがみついている。私たちの抱いている恐れが、知性と理性によって照らし出されない限り、入管はいつまでたっても変わっていかな...

・きっと私たちの潜在意識の中にあるのは恐れだ。未知の外国人を恐れ、変化を恐れ、今までの平穏が失われるかもしれない恐れである。変化は避けようもないのに、今の秩序にしがみついている。私たちの抱いている恐れが、知性と理性によって照らし出されない限り、入管はいつまでたっても変わっていかないだろう。

Posted by ブクログ

2026/03/29

エンジェルフライトを読んで、佐々涼子さんの書かれたものを読んでみたいと思い、手を伸ばした。 日本人として日本に住んでいると、友達でもいない限り、コンビニや工場勤務のユニフォームを着ている外国人がどんなビザで日本に滞在しているのか、どうやってビザを取得しているのかを想像する機会は...

エンジェルフライトを読んで、佐々涼子さんの書かれたものを読んでみたいと思い、手を伸ばした。 日本人として日本に住んでいると、友達でもいない限り、コンビニや工場勤務のユニフォームを着ている外国人がどんなビザで日本に滞在しているのか、どうやってビザを取得しているのかを想像する機会はあまりないように思う。ましてや難民に至っては、どうやって日本に辿り着いたのか、これまで深く考えたことがなかった。 私は過去20年にわたり海外で生活してきた。学生ビザや労働ビザなど、それぞれの国で必要なビザを取得して滞在してきたので、一般の人よりは少し事情を知っているつもりだ。ビザ申請というのは本当に面倒で、時間もお金もかかる。時間とお金だけならまだいいが、英語力を証明するテストを受けたり、資産証明を求められたりすることもある。弁護士事務所を通して手続きを任せることもできるが、それにはかなりの費用がかかる。永住権を取得するまでは、数年おきに更新のための費用も必要になる。 海外で生活するためにビザを取得するのは、とにかく大変だと感じてきたし、「これにどんな意味があるのだろう」と思う手続きも少なくなかった。また、外国人であるがゆえに保険料が高くなったり、教育機関では現地の学生より高い学費を支払う必要があったりと、負担の大きさも実感してきた。 オーストラリアで英語に不慣れだった頃、ビザ更新についてどうしても理解できず、ビザセンターに問い合わせたことがある。その際「必要なことはすべてホームページに書いてある」と言われ、さらに「その英語が理解できないのであれば資格はない」とはっきり伝えられた。厳しい言い方ではあったが、自分なりに納得せざるを得なかったのを覚えている。 一方で、オーストラリアでは仕事や住む場所に困ることはあまりなかった。これは前任の日本人の方々のおかげでもあると思うが、「日本人はよく働く」「きちんとしている」という理由で受け入れてもらえる場面も多かった。もちろん全員ではないが、さまざまな国の人と関わる中で、働き方や生活のスタイルの違いに戸惑うこともあったのは事実だ。 本作の中で、日本人は相手の立場を考え、周囲に迷惑をかけないように育てられる、という趣旨の記述があったが、それは自分自身にも当てはまる部分があると感じた。ただその一方で、自己主張が弱くなりがちであるとも感じている。海外で生活する中では、主張しなければ不利な立場に置かれることもあり、その難しさも経験してきた。 こうした自分自身の経験があるからこそ、本作に登場する日本の移民の方々に対して、単純に同情することが難しいと感じる部分もあった。劣悪な労働環境や不当な扱いがあることは問題だと思うが、現実には複雑な事情が絡み合っている場合もあるのではないか、と考えさせられた。 日本に帰国した際、コンビニや飲食店で外国人の方が一生懸命に日本語で接客している姿を見ると、「日本語上手ですね、頑張ってください」と声をかけたくなることがある。おそらくそれは、かつて自分がそう言われたかったからなのだと思う。国籍や在留資格に関わらず、人として対等に扱われるべきだと感じている。 難民問題については、正直これまでほとんど知識がなく、本作を通して考えるきっかけをもらった。現在生活しているイギリスでも難民問題は大きなテーマとなっており、国の方針に対する不満が表面化している場面も見てきた。外から見ていると、自国民よりも難民が優先されているように感じられることもあり、そのバランスの難しさを考えさせられる。 一方で、日本の入国施設で起きているとされる非人道的な対応や医療体制の問題については、決して許されるものではないと思う。たとえ在留資格の問題があったとしても、必要な医療が提供されるべきであることは最低限の前提ではないだろうか。もしそれが維持できないのであれば、制度そのものの在り方を見直す必要があるのではないかと感じた。

Posted by ブクログ

2026/03/13

牛久の東日本入国管理センターの収容者に対する扱いの酷さが際立ちます。 裁判所の許可なく収容し、人道的とは思えない扱いをし、先の見通しを一切与えません。 もちろん機を見るに敏な人たちに利用されないようにすることも大切ですが、一方で本当に困っている人を助けることが出来るシステムに変更...

牛久の東日本入国管理センターの収容者に対する扱いの酷さが際立ちます。 裁判所の許可なく収容し、人道的とは思えない扱いをし、先の見通しを一切与えません。 もちろん機を見るに敏な人たちに利用されないようにすることも大切ですが、一方で本当に困っている人を助けることが出来るシステムに変更する必要をつくづくと感じました。 技能実習生という名の低賃金期間労働者に対する扱いも先進国とは思えないものであり、近々来てもらえなくなりそうです。

Posted by ブクログ

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