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短編宝箱 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2022/11/18 |
JAN | 9784087444537 |
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商品レビュー
3.7
39件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
小さな兵隊:伊坂さんはスパイとか殺し屋とか非日常と絡めるのが上手ですね。鏡で犯人を目くらまし。なぜ早朝に校門の壁にペンキが塗られてのか。いつもながら伏線回収が見事。 正雄の秋:私と同年代主人公。私も出世コースからは外れた。揺れ動く気持ちがよくわかる。何気ない日常を描いた作であるが読み終えて心地よさが残った。 ロックオンロッカー:どういう風に推理ものに発展していくか楽しみだった。「必ず」という言葉一つでストーリー展開していく様は面白かった。主人公堀川より松倉の方ができる男と思っていたが実は逆。 それぞれの仮面。東野作品の大ファンだからか読みやすく面白かった。マスカレードシリーズ前の山岸さんが主役。マスカレードでは山岸さんの「怒り」はほとんどなかったので、その後の数年でそれもコントロールするようになったということか。「新田」という文字が出てこないかなと最後期待したが、それはなく少し残念。 星を見ていた。桜木紫乃さんは初めて読んだ。エロティシズム。何だか悲しい物語というのが率直な感想。直木賞のホテルローヤルもこんな感じなのかな。 きえない花の声。ミステリ要素濃く面白かった。でも真実は闇の中といった感じか。自分の読解力がないからなのかな。道尾さんの他の本も読んでみたいと思った。 足跡。エロティシズム。こんな治療院に似たものが日本のどこかにもあるのかも。著者の本は初めて読んだ。恋愛小説が主な方なのね。恋愛小説は遠ざかっているが、読むと恋愛をしたくなるかもね。 閨仏。時代小説。純粋にストーリーが面白かった。これもエロティシズム。「道具」が江戸時代にもあったかはわからないが、性の話題は昔も今も変わらないのかもね。りきが郷介と没入できるものをみつけハッピーエンドで良かった。 遠くから来た手紙。面白かった。出だしがメール文でわかりやすかった。
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いくつかの話は読んだことがありましたが、いろいろな作家さんの話が読めて面白かったです。 「星を見ていた」が強烈に印象に残りました。
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色々なジャンルの短編が11本集められた一冊。中には既に読み知った作品もありましたが、十分に楽しめた一冊です。新しい著者に出会えたのも良かった。 「小さな兵隊」伊坂幸太郎 主人公が中学生の話、普通であれば決して目にすることのない作品ですが、ちょとした推理小説っぽくって面白かった。...
色々なジャンルの短編が11本集められた一冊。中には既に読み知った作品もありましたが、十分に楽しめた一冊です。新しい著者に出会えたのも良かった。 「小さな兵隊」伊坂幸太郎 主人公が中学生の話、普通であれば決して目にすることのない作品ですが、ちょとした推理小説っぽくって面白かった。 「正雄の秋」奥田英朗 正雄の気持ちがよく分かる。いい話。 「ロックオンロッカー」米澤穂信 主人公が高校生、これもまた普通であれば目にする事がない作品ですが、やはりちょっとした推理箇所があって中々良かった。 「それぞれの仮面」東野圭吾 過去に別の短編集で読んだ事あったので、すらすらっと読み終えました。ホテルウーマン山岸尚美が若かりし頃の話。若いながらもいい仕事しています。 「星を見ていた」桜木紫乃 今までに読んだ事がない、私自身にとっては新鮮な一編。健気なミコがちょっぴり切なくもあるが、それは上から目線というもの。 「きえない花の声」道尾秀介 この短編集でのイチオシはコレ。平凡な始まりからのまさかの結末。この著者の作品は初めてでしたが、他の作品も気になります。 「足跡」島本理生 ミステリーっぽいけれどフワッとしていて、不思議な感じで新鮮。世の亭主達には響くかも(笑) 「閨仏」西條奈加 これも過去に読んだ事がありスラスラっと読み終えました。健気に生きる人の良い主人公りきには幸せになってもらいたいと思うが、、、。 「遠くから来た手紙」荻原浩 ちょっとだけミステリーっぽいが、総じては夫婦間のハラハラとほのぼのを感じた作品。 「無言歌」浅田次郎 浅田さんの作品はたくさん読んでいますが、言い回しが独特なのでネットで調べる事もしばしば。して内容は、泣かせ屋浅田は短編でも泣かせます。 「エンドロールが始まる」朝井リョウ この短編集での最年長浅田さんの後、トリは最年少の朝井さん。こそばゆい話しではあるが、最後は良かったな、と個人的には思いました。
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