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身のまわりのあんなことこんなことを地質学的に考えてみた
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | ベレ出版 |
発売年月日 | 2022/11/17 |
JAN | 9784860647070 |
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商品レビュー
4.3
6件のお客様レビュー
身近すぎる地質学! https://www.beret.co.jp/book/47070 , https://watanabekats.com/
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地質学というものに、興味があったかと聞かれればそうでもない、と言えます でも身のまわり、と言われるとなんとなく興味が沸いてきました 知っていたこともあれば当然知らなかったこともある アスファルトが石油の残り物とは知らなかった! 小難しい言葉も、分かりやすく、丁寧な口調で書かれてい...
地質学というものに、興味があったかと聞かれればそうでもない、と言えます でも身のまわり、と言われるとなんとなく興味が沸いてきました 知っていたこともあれば当然知らなかったこともある アスファルトが石油の残り物とは知らなかった! 小難しい言葉も、分かりやすく、丁寧な口調で書かれているので読みやすいです 著者さんの言う通り 理科とか科学と聞いただけで無理と思う人でも読める本ですし、読んでもらいたいです
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本を読んだり会話をしていると、自分自身の曖昧な理解に気付く事がある。その専門領域に詳しければ、もっと話が色鮮やかに広がるのかも知れない。地質学はその一つ。と言っても本著は地質学を切り口にしているだけで、偏った内容ではないし、例えば高校で地学を勉強していないような人にも分かりやすく...
本を読んだり会話をしていると、自分自身の曖昧な理解に気付く事がある。その専門領域に詳しければ、もっと話が色鮮やかに広がるのかも知れない。地質学はその一つ。と言っても本著は地質学を切り口にしているだけで、偏った内容ではないし、例えば高校で地学を勉強していないような人にも分かりやすく読める本だ。 鉄鉱石の場合、鉄の含有量は重量比で60%前後。その次に多く含まれているのが酸素で30%前後、残りがリン、硫黄、ケイ素、アルミニウムなど。鉄鉱石は概ね鉄と酸素の塊と言う事。鉄を作り出すには酸素を取り除かなくてはならない。 アルミニウムは、ボーキサイトから作られるが、主に酸化アルミニウムが重量比で約50%、酸化鉄が約20%。残りの30%が不純物として混じっている石英や長石、粘土鉱物など。まず酸化鉄やその他の不純物を取り除き、酸化アルミニウムだけにする必要がある。電気分解が必要で電力消費が多い。アルミニウムは再利用した方がお得だと。 なぜ鉄鋼業が二酸化炭素量が多いか、なぜアルミニウムが高価なのか、緩やかに理解が進む。他にも、レアメタルの話。タングステンは中国が84%、コバルトはコンゴ民主共和国が71%、レアアースは中国が60%資源としてで合わせが存在している国は中国だけでは無いのだが、実は採掘にかかるコストが安いため生産国が偏っている。レアアースの鉱石には放射性元素であるトリウムやウランが含まれるため鉱山開発によって深刻な環境汚染が引き起こされる。中国では規制が緩く、人件費の安さも採掘コストを抑えている。 環境汚染を引き起こすことなくレアアースを採掘する新たな方法が日本で始まっている。海底の泥の利用である。陸上の高山とは違い、トリウムやウランが含まれていない。 非常に勉強になった。
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