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サラゴサ手稿(中) 岩波文庫
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サラゴサ手稿(中) 岩波文庫

ヤン・ポトツキ(著者), 畑浩一郎(訳者)

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サラゴサ手稿(中) 岩波文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2022/11/17
JAN 9784003751343

サラゴサ手稿(中)

¥1,155

商品レビュー

4.3

7件のお客様レビュー

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2023/06/16

そろそろ、誰が何を語っているのかメモをとったほうが良いかもと思いつつ族長の話を聞く日々。そして解説を見るに1804年版も読んでみたい

Posted by ブクログ

2023/05/01

ポーランドの大貴族ヤン・ポトツキ(1761-1815)が フランス語で執筆した幻想長編。 著者がサラゴサ包囲戦(1808年)にフランス軍将校として 参戦した折、人家に残された手稿を手に入れ、 スペイン人大尉に仏訳口述してもらって書き取った―― という設定で、スペイン、シエラ・モレ...

ポーランドの大貴族ヤン・ポトツキ(1761-1815)が フランス語で執筆した幻想長編。 著者がサラゴサ包囲戦(1808年)にフランス軍将校として 参戦した折、人家に残された手稿を手に入れ、 スペイン人大尉に仏訳口述してもらって書き取った―― という設定で、スペイン、シエラ・モレナ山中をさまよう 武人アルフォンソの61日間に渡る体験が綴られている。 彼が出会った人々の話を聞き、 その中の登場人物が更に身の上話を繰り出したり、 本の内容が開陳されたりするという 目くるめくマトリョーシカ小説。 中巻は第二十一日~第四十日まで。 第三十七日「トラルバ騎士分団長の物語」は アンソロジー『東欧怪談集』(河出文庫,1994年)で 既読だが、そちらには第五十三日と記されている。 ロマ(作中での表記はジプシー)の族長パンデソウナこと 本名ホアン・アバドロの冒険譚の続き。 彼は匿われていたシドニア公爵邸の地下室を出て 物乞いの少年たちの仲間入りをし、 トレドの騎士なる美青年のマルタ騎士団員と知り合い、 様々な人物と関わってそれぞれの物語を聞き、 結婚に漕ぎ着けた――。 *** 作者自身の手になるという挿画がユーモラスで味わい深い。 ところで、第四十日 p.396に言及のある ルサージュの小説タイトルにおける「虫扁+皮」の 読み(ルビなし)は「ハエ」かと思いきや、 検索すると『跛の悪魔』が出て来る。 「虫扁+皮」は誤植か。 アラン=ルネ・ルサージュの著作には ベレス・デ・ゲバラの同名の長編小説を改作した 『跛の悪魔(Le Diable boiteux)』があると Wikipediaにあり *** 細かい話は後日ブログにて。 https://fukagawa-natsumi.hatenablog.com/

Posted by ブクログ

2023/04/18

2/3を読み終えてしまった。まだ面白い。複数に分冊されていふ長編小説は、もし面白くなかったら損した感が大きいので、読む前は少し懸念していたが、読み終えない今のうちにすでに満足してしまっている。もちろん、下巻まで読むつもりだが、とにかく非常に面白い。 上巻では、幻覚や悪魔や魔術な...

2/3を読み終えてしまった。まだ面白い。複数に分冊されていふ長編小説は、もし面白くなかったら損した感が大きいので、読む前は少し懸念していたが、読み終えない今のうちにすでに満足してしまっている。もちろん、下巻まで読むつもりだが、とにかく非常に面白い。 上巻では、幻覚や悪魔や魔術などが多く登場し、そういった類の小説かと思っていたのだが、この中巻では、一部悪魔が出てきはするものの、基本的にはそういったものの登場しない人間模様が展開される。 覗き見好きのブスケロスという怪人物が、いちいち憎らしくも話に豊かな展開を与えてくれてくれる。現実では絶対に知り合いたくない種の人間ではあるが、小説においてはこうした人物がいると一層面白くなるように思う。 解説で語られる、この『サラゴサ手稿』自体が経てきた紆余曲折も興味深く、未完でありながら複雑かつエネルギッシュで魅力があるという「1804年版」も読んでみたくなる。この邦訳は「1810年版」とのことだが、こちらも充分過ぎるほど面白く、すでにこの物語の壮大さに感激している。

Posted by ブクログ

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