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闇の奥 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2022/10/27 |
JAN | 9784102402412 |
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商品レビュー
3.5
16件のお客様レビュー
桐野夏生さん「インドラネット」の解説で紹介されていた本書。フランシス・フォード・コッポラ監督のハリウッド映画「地獄の黙示録」の原作とも言われている。 著者の実体験がベースになった小説で、植民地支配の残酷さが生々しく淡々と描かれている。支配者側の「野蛮な現地人を文明化する」という...
桐野夏生さん「インドラネット」の解説で紹介されていた本書。フランシス・フォード・コッポラ監督のハリウッド映画「地獄の黙示録」の原作とも言われている。 著者の実体験がベースになった小説で、植民地支配の残酷さが生々しく淡々と描かれている。支配者側の「野蛮な現地人を文明化する」というご都合主義的な大義名分を元に、アフリカコンゴの現地人を奴隷化し象牙を略奪していく姿が非情。 映画「地獄の黙示録」では舞台がベトナム戦争に変わり、その辺の毒気は抜かれ、本物のナパーム弾を使った戦闘シーンの派手さが目立つ。
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大英帝国の繁栄を担う貿易商社員がコンゴの奥地のジャングルで目にしたものは、誰もが目を背けたくなるのような現実だった。19世紀のヨーロッパの植民地主義は、文明的、人間的に劣後した地域をキリスト教的な理想主義のもとに啓蒙するという高邁な使命によって、貿易利益の独占、資源的搾取を覆い隠...
大英帝国の繁栄を担う貿易商社員がコンゴの奥地のジャングルで目にしたものは、誰もが目を背けたくなるのような現実だった。19世紀のヨーロッパの植民地主義は、文明的、人間的に劣後した地域をキリスト教的な理想主義のもとに啓蒙するという高邁な使命によって、貿易利益の独占、資源的搾取を覆い隠すような陳腐なショーであった。クルツというヨーロッパ人を象徴として、人間性の闇、文明人が未開人になり、未開人が文明的になるその皮肉を、陰鬱で明快な表現で書き上げている極めて歴史的価値が高い一冊。ヨーロッパの植民地主義を人文的に一考する上で、欠かせない一冊であろう。
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訳が平易で読みやすい。 略奪と虐殺の情景描写を中心にした、悲惨な物語なのかと想像してたら、そういう箇所は少しだけで後はずっと心情描写で痺れた。語り手にマーロウを置かなかったら何が何やらってなってたかも。 前半から何回もクルツの名前が登場するのに、肝心の本人は全然出てこなくて、噂...
訳が平易で読みやすい。 略奪と虐殺の情景描写を中心にした、悲惨な物語なのかと想像してたら、そういう箇所は少しだけで後はずっと心情描写で痺れた。語り手にマーロウを置かなかったら何が何やらってなってたかも。 前半から何回もクルツの名前が登場するのに、肝心の本人は全然出てこなくて、噂ばかり聞いて実体がない感覚だった。結局出てきたのはかなり最後の方だし、マーロウとはじっくり話をして関係を築いたっぽいけどその詳細もほぼ書かれてないし、クルツって一体なんやったん、、?人間の奥深くにある野望や虚栄心の具現化であり、自己の深くまで潜って自己と対峙できる超越的な生き物であり、みたいな、、? ストーリーも面白かったけど、とにかく比喩と描写力がすごかった。大密林の静かなる不気味さ、得体の知れない気配がありありと伝わってくる。マーロウが声で語っているという設定に無理を感じるほど細密で豊か。オブライエンの『本当の戦争の話をしよう』を思い出した。
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