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指輪物語 最新版(5) 王の帰還 上 評論社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 評論社 |
| 発売年月日 | 2022/10/19 |
| JAN | 9784566023932 |
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指輪物語 最新版(5)
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商品レビュー
4.5
4件のお客様レビュー
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全編アラゴルン、ガンダルフ、ローハン勢、ゴンドール勢らのパート。アラゴルンらは死者の道を行き兵を集める。モルドールの軍勢に包囲されたミナス・ティリスへセーオデン率いるローハン軍が救援に向かう。映画のクライマックスの一つだったペレンノール野の合戦が始まる。敵軍が投石兵器で攻撃してくるのは映画でも描かれていたが、原作では炸裂する石の他に討ち取った兵士たちの首を投げてくるという、ぞっとする描写がある。 セーオデン、エーオメルは映画以上に高潔で勇猛な武人として描かれていて頼もしい。ピピンとメリーの活躍にも多くのページが割かれている。 ペレンノール野の合戦はゴンドール連合軍が劣勢だったがエーオウィンがアングマールの魔王を討つ大殊勲を立てて形勢逆転する。アシストしたメリーが手にしていた塚山出土の剣は魔王打倒の念が込められた、いわば魔王特効の剣だったというのが熱い。 デネソールは乱心して自死し、セーオデンは戦死。新たな後継者により世代が変わる。アラゴルンが正統なゴンドールの王として人々に認められていく。 ペレンノール野の合戦に勝利した一行はフロドの任務成功をアシストするため黒門へ進軍、囮として数では圧倒的に劣る最後の戦いに臨む。 だらだらした前半はかなり退屈で読むのがつらかった。ゴンドールが包囲され戦闘が本格的に始まったあたりから面白くなった。しかし死者の道の出来事といい、前巻のフロドがシーロブにやられるシーンといい、3巻のボロミルの戦死といい、見せ場となる箇所をトールキンは会話での説明などで省略してしまう。それが本作の小説としての面白さを損なっていてもったいないと思う。
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2024/11/17読了 指輪戦争勃発! モルドールの大軍を迎え討つゴンドールだが、援軍が来ても彼我の戦力差は圧倒的に不利。おまけにモルドールからの暗雲で日の光は遮られ、空から指輪の幽鬼ナズグール(※1)が恐怖と絶望をばら撒く。 絶望しかない状況をひっくり返したのが、ローハン軍と、エレッサール王として遂に立ったアラゴルン。ご先祖イシルドゥア王との盟約を果たさなかった事で呪いをかけられ成仏(?)出来なくなった死者の軍勢(※2)も味方に付け、不意を打たれたモルドール軍は潰走。人間の男には殺せないナズグールの首領もエーオウィン姫に討ち果たされたが、此方の犠牲も大きく、しかもこれは第一波攻撃に過ぎない。アラゴルン、ガンダルフたちが採った次の一手は、フロドたちが指輪を破却する事に望みを繋ぎ、サウロンとモルドール軍の目を彼らから逸らすために、モルドールに正面切って戦いを挑むという無謀とも言えるものだった……。 いよいよ大詰め。前巻でキリス・ウンゴルにてオークに囚われたフロドは、滅びの山まで行けるのか? ※1)1巻では、何度もフロドを仕留め損ね、最後は川流れで終わるというイマイチ冴えない連中だったのに、馬から空飛ぶ怪獣に乗り換えた途端に強キャラ化してますね。 ※2)映画版でも、モルドールの大軍を一掃する大活躍。劇中描写を見るに、こっちの攻撃は当たらないのに向こうからのは何故だか入るというチート状態だった(確か、オリファントも薙ぎ倒していたし)。原作では港を制圧した所でお役御免となっていたけど、映画では此処を削ったので見せ場を他所に持ってきたんでしょう。展開的には映画の方が好きだけどなぁ。
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ついに冥王サウロンの軍勢と激突! 旅の仲間たちにローハン勢、ゴンドール勢といろいろなキャラが出てくるけど、今巻はやっぱりエーオウィン姫と、執政デネソール&ファラミル親子が印象に残る。メリーとピピンの出番も多くて嬉しい。 物語も佳境に入ってきたが、最初はピンと来なかったホビットたち...
ついに冥王サウロンの軍勢と激突! 旅の仲間たちにローハン勢、ゴンドール勢といろいろなキャラが出てくるけど、今巻はやっぱりエーオウィン姫と、執政デネソール&ファラミル親子が印象に残る。メリーとピピンの出番も多くて嬉しい。 物語も佳境に入ってきたが、最初はピンと来なかったホビットたちの強さが分かってきた。小柄で戦力的には劣りそうなのだけれど、根が快活で精神的に強いのだろう。分かりやすく腕っぷしが強いのも良いけど、こういう強さも魅力的だなあと思う。
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