ifの世界線 改変歴史SFアンソロジー 講談社タイガ

アンソロジー(著者), 石川宗生(著者), 斜線堂有紀(著者), 伴名練(著者), 宮内悠介(著者), 小川一水(著者)

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2022/10/14
• JAN: 9784065296264

商品レビュー

2024/08/31

ガッツリハードSFで良かった。
特に気に入ったのは、和歌を『詠語』(えいご)で詠む世界の平安時代の物語、斜線堂有紀「一一六二年のlovin' life」。あり得ない設定なのに、迫ってくるような現実感。

伴名 練 「二〇〇〇一周目のジャンヌ」は、無限とも思われる回数人生を、記憶を保ったままシミュレートされる。その無慈悲な繰り返しのあいだ、ジャンヌダルクはどのように過ごすのか。ジャンヌダルクの繰り返しの中の変化、そしてさいごが切ない。

2024/05/02

タイガにしてはがっつりSFでついていけないものもあった。解説欲しい。ifの設定はそれぞれ面白かった。

2024/03/20

「歴史改変」という言葉からはある一部分で歴史ががらっと変わって現代ではこうなって〜…てイメージだったけど、これは改編された歴史の一部分、場面に焦点を当てている。ちょっとコンパクトな歴史改変。
でもそれぞれ正史の知識があったら比較が出来て楽しいんだろうな〜と思う。
元々は「二〇〇〇一周目のジャンヌ」を読みたくて(webで既読していたけれど)購入したのだけれど、「一一六二年のlovi'n life」も面白かった。ラストであの歌が出てきたときはあっ、ここに繋がるのかて思いました。