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オスとは何で、メスとは何か? 「性スペクトラム」という最前線 NHK出版新書683
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | NHK出版 |
| 発売年月日 | 2022/10/11 |
| JAN | 9784140886830 |
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オスとは何で、メスとは何か?
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オスとは何で、メスとは何か?
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商品レビュー
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トランスジェンダーは人間だけの問題なのか。 男と女の狭間に存在する生殖における生を繋ぐ駆け引きでもあり、同性同士の競争であり、そのことが承認欲求や自己防衛本能、そのための集団化戦略だという事を考えれば、「人類の抱える悩みの根源は人間関係にある」とアルフレッドアドラーは言ったが、そ...
トランスジェンダーは人間だけの問題なのか。 男と女の狭間に存在する生殖における生を繋ぐ駆け引きでもあり、同性同士の競争であり、そのことが承認欲求や自己防衛本能、そのための集団化戦略だという事を考えれば、「人類の抱える悩みの根源は人間関係にある」とアルフレッドアドラーは言ったが、そのもっと本源には「性差」があるのだとも言える。トランスジェンダーを考えるという事は、「性差」とは何かを考えるという事にも近い。 性にはグラデーションがある。女を好きな男っぽい男。女を好きな女っぽい男、男を好きな男っぽい男、男を好きな女っぽい男、どちらも好きな・・・と、身体的な男性だけでも、複数パターンが存在する。人間に関しては少しずつそうした存在が市民権を得てきているが、この男と女という二つの性を対立する表現型として捉えることが必ずしも適切ではないと思わせるような生物が、実は自然界に数多く存在する。 例えば、エリマキシギ。襟巻とかげのような襟巻をもつ、シギ科の鳥だ。こいつが、「メス擬態型オス」という生存戦略を取る。これは面白い。本格的なオスっぽいオス(男の中の男、的な)存在は、ライバルのオスっぽいオスと競争になる。しかし、「メス擬態型オス」はメスにそっくりなので、オスから追い出されない。そして、強そうなオスの目を盗んでメスと交尾することで、自らの遺伝子を残してきたのだ。 女装しながら女性を狙う。何だか最近こういう事件があった。この女装家は被害者なので、徐々にメディアの論調は変わっていったし、例として不謹慎だが、率直に言うと私が思い出したのは、週刊文春に「女装はするけど、好きなのは女の子」と書かれたとある札幌の事件である。 で、こういう存在って、人間以外にも結構いるという話。それだけではなく、必要に応じてメスになったりオスになったり。オスを吸収しちゃったり。人間だけが、男女を単純化して捉えて、その古びた物差しで測りえない存在を異物として扱ってきたのかもしれない。しかし、一方で、人間は知恵を働かせて見抜くのだから、そうした擬態による生存戦略に対して危うさを感ずる本能も当然である。 だからこの問題は難しい。
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オスとは何でメスとは何か? 性スペクトラムという最前線 諸橋憲一郎 NHK新書 全部で100%の内 オスが〜%でメスが〜%という数え方ではなく 100%のオス度の内〜%という数え方をするらしい 細胞一つ一つにオス度があり常に変化している そのバラツキを調整するためにそれぞれ専属...
オスとは何でメスとは何か? 性スペクトラムという最前線 諸橋憲一郎 NHK新書 全部で100%の内 オスが〜%でメスが〜%という数え方ではなく 100%のオス度の内〜%という数え方をするらしい 細胞一つ一つにオス度があり常に変化している そのバラツキを調整するためにそれぞれ専属のホルモンが仲をとりもつのだと言う
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オス/メスはゼロイチで確定されているモノじゃなくて、一個体でも行ったり来たりするんだよ、という話。昨今の性多様性みたいな風潮に対して、生物学としてどんな知見があるのかと期待して読んだが、明確な答えは無かった。なので、ちょっとモヤる感じ。丁寧な説明で、良い本だとは思うけど。 内容...
オス/メスはゼロイチで確定されているモノじゃなくて、一個体でも行ったり来たりするんだよ、という話。昨今の性多様性みたいな風潮に対して、生物学としてどんな知見があるのかと期待して読んだが、明確な答えは無かった。なので、ちょっとモヤる感じ。丁寧な説明で、良い本だとは思うけど。 内容としては、前半は人間以外の動物における性の動態の事例。鳥・魚・昆虫などを例に、メスに擬態するオスやオスに擬態するメス、状況によって一個体でもオスになったりメスになったりする魚がいたりと、かなり興味深い。 中盤は、性を決定するメカニズムとして、遺伝子と性ホルモンが解説される。これに関しては、割と常識的な話という印象。「第二次性徴までの子供は見た目の男女差って小さいよね」とか、「すね毛が生えてない男性もいるし、ガタイがデカくて筋肉ムキムキな女性もいるよね」というのが、生物の仕組みとして裏付けされる。 最終章では、性指向や性自認などの脳の問題が取り上げられるのだけど、これに関しては「現時点では、よく分からん」ということで、少し肩透かし。今後の研究が待たれる、という感じ。 総論。 帯に「常識が変わる」とあるけど、人間の性の話については、常識的な説明で誇大広告気味かな。環境によってオス/メスを行き来する魚がいたとしても、人間はそうなってはいないのだから、それをもって人間社会の常識が裏返る話ではない。というのが自分の感想。 でも、丁寧に解説されているので、本としての好感度は高い。そんな感じ。
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