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オスとは何で、メスとは何か? 「性スペクトラム」という最前線 NHK出版新書683
定価 ¥1,045
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | NHK出版 |
発売年月日 | 2022/10/11 |
JAN | 9784140886830 |
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オスとは何で、メスとは何か?
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商品レビュー
3.8
13件のお客様レビュー
オス/メスはゼロイチで確定されているモノじゃなくて、一個体でも行ったり来たりするんだよ、という話。昨今の性多様性みたいな風潮に対して、生物学としてどんな知見があるのかと期待して読んだが、明確な答えは無かった。なので、ちょっとモヤる感じ。丁寧な説明で、良い本だとは思うけど。 内容...
オス/メスはゼロイチで確定されているモノじゃなくて、一個体でも行ったり来たりするんだよ、という話。昨今の性多様性みたいな風潮に対して、生物学としてどんな知見があるのかと期待して読んだが、明確な答えは無かった。なので、ちょっとモヤる感じ。丁寧な説明で、良い本だとは思うけど。 内容としては、前半は人間以外の動物における性の動態の事例。鳥・魚・昆虫などを例に、メスに擬態するオスやオスに擬態するメス、状況によって一個体でもオスになったりメスになったりする魚がいたりと、かなり興味深い。 中盤は、性を決定するメカニズムとして、遺伝子と性ホルモンが解説される。これに関しては、割と常識的な話という印象。「第二次性徴までの子供は見た目の男女差って小さいよね」とか、「すね毛が生えてない男性もいるし、ガタイがデカくて筋肉ムキムキな女性もいるよね」というのが、生物の仕組みとして裏付けされる。 最終章では、性指向や性自認などの脳の問題が取り上げられるのだけど、これに関しては「現時点では、よく分からん」ということで、少し肩透かし。今後の研究が待たれる、という感じ。 総論。 帯に「常識が変わる」とあるけど、人間の性の話については、常識的な説明で誇大広告気味かな。環境によってオス/メスを行き来する魚がいたとしても、人間はそうなってはいないのだから、それをもって人間社会の常識が裏返る話ではない。というのが自分の感想。 でも、丁寧に解説されているので、本としての好感度は高い。そんな感じ。
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とても楽しい。やさしい語り口で読みやすいので中学3年生ごろから読める。生物学、医学基礎研究の楽しさがわかるので、進路選択前の高校生にもおすすめ。遺伝子に関しても分かりやすく学べる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
遺伝子とホルモン分泌によってオス・メス化、脱オス・脱メス化がされることで、性がスペクトラム上に決定される。 この原則によって、性指向、性自認の多様性の蓋然性が示される。 なるほど人間の直観的な理解というのは往々にしてアテになるが、また往々にしてアテにならない。社会科学だとか、理系の基礎研究だとかの重要性を「直感的」に理解するためには、こういう「目から鱗」を体験するのが1番いいかもしれない。
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