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毒島刑事最後の事件 幻冬舎文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
発売年月日 | 2022/10/06 |
JAN | 9784344432369 |
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毒島刑事最後の事件
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商品レビュー
3.9
44件のお客様レビュー
最後の最後でそうくるかーという感じ。 ちょっと取ってつけたような感じもしなくはないけれど、それが2回3回と読んでみたくなる要素かもしれない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
毒島刑事の刑事時代のお話。 作家刑事毒島シリーズの第二作だけど、2つのポイントからみて私は今回の作品のほうが好きだった。 一つ目は、ひとつひとつの話が最終的につながるというところ。 一作目は特に繋がりがなくスッと終わる感じだったんだけど、今回のお話は最終的な悪の親玉的な人がいて、そいつが誰なのか?そいつをどう捉えるのか?という話が最後に出てくる展開で、後半に向けた盛り上がりがあって最後まで引き込まれ続けた。 二つ目は、毒島の出番が多い&毒島がちょっと苦戦してる様子が描かれているところ。 本作は毒島が現役時代の話ということもあり、一作目に比べて毒島の登場シーンが多かった印象。 また、最終的な悪の親玉もなかなか強敵そうな感じで、毒島も落とせるかわからない(結果、本人の死をもって無理にでも償わせるという形になったのだけど)というトーンだったので、歯応えのある闘いがみられたのではないかなーと思った。 毒島の闘いに痺れたのはもちろんだが、個人的に興味深かったのは芹沢央さんの解説。 正直、星ひとつ分はこの解説でつけた。 「読み手という安全地帯から、「サンドバッグ」になった作中の登場人物を嗤い、見下し、その破滅を悦ぶことができる。」(p384) 「〈あの男は己をとことん信じているのだ。自分の中にある正義、自分だけに通用する法律を持っているのだ〉」 「読み手が拠り所にしていた「客観的な正当性」が揺らいだとき、爽快感は居心地の悪さに変わる。」(p385) これらの文章にハッとした。 たしかに、自分も黒幕と同じになってたーーー!! 超安全地帯。 というか、私自身人間の嫌なところを抽出したような小説が大好きなのだが、安全地帯から人の嫌なところを見てニヤつく性格激悪人間だからなのかも、と気付かされてしまった。 恐るべし中山七里。恐るべし芹沢央。 とはいえ、こうしてストレスを発散し、現実世界では日々いろいろなものを飲み込みながら生きているのも事実。 それを表には出さないので、これくらい赦してください。
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軽快な語り口から被疑者を追い詰めていく毒島刑事が刑事を辞めるきっかけとなった事件。 一つひとつの短編が最後の章で結ばれる。あえてこの終わり方しかなかったのか?えっと思う終わらせ方。しかし、よく考えてみるとさもありなんと思う。毒島刑事もこの終わらせ方しかないと予測していたかのようで...
軽快な語り口から被疑者を追い詰めていく毒島刑事が刑事を辞めるきっかけとなった事件。 一つひとつの短編が最後の章で結ばれる。あえてこの終わり方しかなかったのか?えっと思う終わらせ方。しかし、よく考えてみるとさもありなんと思う。毒島刑事もこの終わらせ方しかないと予測していたかのようであった。
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